人は忘れることなんてできない
「エターナルサンシャイン」
【映画】『エターナル・サンシャイン』ジム・キャリーとケイト・ウィンスレット!辛い恋を忘れたら幸せ?
この映画を観たのは高校時代以来だろうか。久々に観たんだけどやっぱり良かった。
むしろ以前にも増して感慨深かったし、本作から受けていた影響も多々あることに気付かされた。
中盤とエンディングで流れるBECKの曲はストーリーとの相性もばっちりで音を聴けばシーンが蘇るほどだし、ケイトウィンスレット演じるクレメンタインの奇抜な髪色とファッションも古着が好きになり、人と同じは嫌だと思った原点かもしれない。
Beck - Everybody's Gotta Learn Sometimes
やっぱり若い時に影響を受けたものって知らず知らずに残ってるんですね。ストーリー自体はSFラブロマンスといった感じで、好きだった人との記憶を互いに消して・・・というもの。
その演出やカットも素晴らしく、観ていて飽きない。
時間軸や唐突な演出に混乱することもあるけれど、脳の中で起きていることって実際あんな感じなんだろうなと思わされたり。観ている間も胸が締め付けられる感覚に襲われるし、自分の中で蓋をしてしまっている部分が垣間見え、色々と考えさせられる映画でした。
本作の中で個人的な肝が、お気楽で気まぐれなキャラクターのクレメンタインが、この恋愛に関しては誰でもいいわけじゃなかったということがわかった時、本当の意味で胸に響いた。人生に偶然はつきものだけど、運命的な必然もあるんだよなと思わずにはいられない。
ラストシーンで流れるBECKの曲で気持ちを変えれば見え方が変わるといった歌詞があったけど、まさにその通りで、自分に都合がいいこと、楽なことばかりに目を向けず、辛いかもしれないけど真に目を向けなければいけないことに目を向ける必要性を学んだ気がする。
- アーティスト: サントラ,ドン・ネルソン,ウィロウズ,LISA,E.L.O.,ザ・ポリフォニック・スプリー,ラタ・マンゲシュカル,ベック,ジョン・ブリオン
- 出版社/メーカー: カッティング・エッジ
- 発売日: 2005/03/09
- メディア: CD
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