こーゆー寂れた感じのモノってやっぱり惹かれるというか、自然と相性が良いと思うんですよね。色味だったりディティールだったり。
それにしても本当に抜けの良い天気。気温も寒くなく、暑くもなく、写真はこういう日に撮るに限る。
高架から見下ろす駐輪場のスティーブンショアっぽさとランダムなのに規則的な感じだったりが良い感じで、郊外的な乾いた印象も魅力的。
こういうサインだったり、謎な落とし物だったりっていうのも田舎町のミステリー感があって、好きなんですよね。こういうのは完全にツインピークスやホラー映画の影響なんでしょうが。
陰影と湿度を感じさせる写真も光あってこそ生きる。重さというか質量を感じさせる写真は撮ってる時よりも撮った後の方が良く感じるし、油絵のようなディティールの立ち上がりが良い。
そこからなんてことない溜池に差し込む光をどことなくハイキーめに神秘的に撮ってみたりしたらマーベル的な神秘性も感じたり。
あと街撮りで惹かれがちな家々。映画でもそうなんだけど、郊外の家の感じとか、商業的な建物とは違う雰囲気が良い。物語性があるというかなんというか。撮り方によって雰囲気が変わるところも面白い。
これはロードムービー的な印象だったり、青春ものだったりにありそうなワンシーン。
逆に次の写真は硬質な感じでミステリアスな印象。同じ被写体でこうも変わる面白さ。
いつもですが、今回もまた気付き多き街撮りでした。