住宅街での光は独特で、反射に次ぐ反射から、紫の光という不可思議な路地に出くわしたり。
『パンクに憧れたあの頃を思いながらⅡ~座間編~』
住宅街で面白いのが建築や家のカラーリングかと。抜けるような天気の青さに負けないやや退色した外壁に惹かれ。
抜け出た先は懐かしさと安心感のある光景。
まるでエモいバンドのジャケットを想起させるよな構図に二人ともビビっとくる。
同じような曲、バンド、映画、そういった共感覚がある友人はやはり心地良い。
この天気と景色の心地良さ、外気温も適温な散歩日和の中、しばし農道を散策する。
ハイキーめに撮る、晴れた景色も好きで、抜けの良さが一層際立つところがやめられない。
逆にその道中で見かけた森に埋まるように佇む中華料理屋に、田舎のロードムービー的な不穏さも感じる。
この白線の入れ込みのバランスが我ながら中々良い。
川に写り込む透明感もまた良し。
そこから謎の小屋を見つけるところも、ロードムービー的な田舎パンク感を漂わせる。この奥に老人が数人いるんだけど、その老人と小屋、その情報だけで惹かれてしまう。
それにしても抜けるような空と開けた風景は良い。何とも言えないエバーグリーンなさわやかさに、自然とサントラが流れる。
つづく。