ついに開幕。
「新章開幕！新しいシステムに新戦力を添えて〜アーセナルvsノッティンガム・フォレスト〜」
コミュニティ・シールドで見たときも、去年とは違う雰囲気を感じていたんですが、今季は早速パーティが右SBに入り、マガリャン不在というスタート。
そのパーティが内側にポジを取り、偽SBを演じるという。そしてそれに呼応するように偽CBをこなすホワイト。
やっぱり個人的にホワイトのユーティリティ性って唯一無二な気がするんですよね。そつがないというか、地味に攻守に効いてくる感じ。
実際CBでこのヒートマップとか意味わからんですし、コーナーの時とかにペナルティで競り合うふてぶてしさとか込みで最高に心強い。身長も大きくなく、プライベートではサッカーの試合も観ないというのになんでこんなに出来るんでしょう。
見れば見るほど謎多き男、それがホワイトという男なわけです。
その意味でいうとこの男も大概で、守備的なキーマンはやっぱりこの男無しでは語れないなと思うわけです。
実際いるといないで、全然違うのよ。
チーム全体としての危険察知もそうですし、何よりボールを失わない。厳しい状況でも収めてくれて、前を向けるという安心安全感が半端じゃない。
サリバも同様の感がありますが、その一列前で未然にというのがやっぱり効いてくるわけで。
ここに今季はライスも加わってるわけだから。
この試合では攻撃での参加もちょいちょい観られましたし、シュートは3本のオンターゲット。まあ本人も苦い表情でしたが、今日はついていなかったんでしょう。
でも、守備はかなり良かったですよ。
プレシーズンでちょっと不安に思っていた部分もあったんですが、それも杞憂に終わりそうです。
ポジショニング、フィジカルが抜きん出ていますし、コーチングもかなり頼りになりそう。ずっと指示してましたからね。それでいて自分も動いて、刈り取るんだから。
まだまだ真価はこれからでしょうが。
そして今回、格の違いを見せつけたのが両ウイング、マルティネッリとサカ。
特にサカは段違いでしたね。
ハードめにマークを付かれてもあっさり突破。二人ようやくといった感じでしたし。
ボールを受けてからのアイデア、キレ、タッチが綺麗ですよね。
ゴールシーンもサカ十八番の形で、メチャクチャ綺麗に決まりましたよね。痺れました。
サカのカットインからのシュートはわかっていても止められない感が半端ない。
マルティネッリもドリブル突破は脅威ですし、今回は特にプレスバックが素晴らしかった。あの熱量ですよ、彼の一番の魅力は。プレーからアグレッシブさしか感じないですから。
そしてエンケティア。
アルテタによると、エンケティアの今週の練習の熱の入り方はまるで自分に向けて『ボス、これで今週俺を起用しないんだったらもうそれは目ついてないっすよ』と言っているようだったとのこと https://t.co/jDs43SEeZQ
— 山中拓磨(Takuma Yamanaka) (@gern3137) 2023年8月12日
とあるように気合十分だったんですね。
タッチ数こそ28と少なく、そこまで目立つところがあった試合では無かったですが、決めるところで確実に決めきることがストライカーの役割なわけで、エンケティアは昨年くらいからそれが出来る選手になってきている気がします。
あっ、ティンバー負傷により急遽入った冨安ですが、やっぱ良いですよね。
気が効いていて、攻守への参加の仕方、周りを見て動ける頭の良さプレーに出ており、欲しいところに手が届くんですよ。
怪我も回復したようなので、ちょっと楽しみですね。
まずは1勝。始まったばかりですが、楽しいサッカーをしてくれます。さすがアルテタ。また白熱した一年が始まりますね。
では。
