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狂い咲くは歓喜と絶叫~アーセナルvsボーンマス~

これはエゲつない試合でした。

『狂い咲くは歓喜と絶叫~アーセナルvsボーンマス~』

Arsenal stay in control of EPL race with last-gasp goal | The West  Australian

アーセナルの醍醐味がギュッと凝縮されたような勝利。

絶望に次ぐ絶望からの歓喜

光明は前半から見えていただけに溜まりに溜まった鬱憤を最後の最後で昇華させてくれるとは。

開始早々にまさかの失点。

キックオフ時のポジションを見ても何か嫌な予感はしていたんですが、あそこから完全にデザインされた感じで見事に決めてくるとは。誰が予想したことか。

そんな序盤に始まったわけですが、今日は冨安とパーティ、ヴィエイラが先発入り。

ターンオーバー的な意図だったんだと思いますが、冨安とパーティのギアの入りが少し弱いという前半。

冨安に関しては何か迷いがあるというか、守備にしても攻撃にしてもハッキリしないポジショニングや判断が多かった気がしましたし、パーティはコンタクトの部分でいつもよりは緩いなと感じるシーンもちょいちょい。

それでもドン引きで守っていたボーンマスを適宜崩していましたし、この辺を見ていると以前とは雲泥の差だなと思えるほど崩しのバリエーションが増えました。

ただ中央で張れる選手がいなかったこともあり、これが後半まで得点できない状況に繋がっていた気もします。

とはいえトロサールは前線でかき回す動きが出来ていたので、狭いスペースながらチャンスメイクも出来ていた気はしますが。

スミスロウは短い出場時間でしたが、彼が入るとやはりテンポが上がるというか、絶妙なところへの顔出しが見事で、受け手からの判断も予想外かつ大胆な選択を出来るという強みが出てましたね。見てて楽しい選手ですよ。

交代時に若干足を引きずっていた気がしたんですが大丈夫でしょうか。試合終了後にネルソンと歩いていたのを見る限りでは平気そうな気もしますが、早くフルで見たい選手の一人ですね。

もう最近ウーデが目立たない日は無いんですが、この試合でも凄かった。

キーパスやドリブル成功率、枠内シュートもですが、それでいてシュートストップやタックル、インターセプトといった守備的な貢献度も高いというのが恐ろしい所。

90分通してだれることが一切無い鋼鉄のキャプテンシーは今のアーセナルの完全な屋台骨ですね。

とはいえこの試合で一番の立役者は何と言ってもネルソン。

スミスロウと違って単騎でのプレーも得意としていますし、後半終盤からの投入ということもあって、相手のフィジカルが落ちてきていた所も良かったんでしょう。

プレイ時間21分で1ゴール1アシスト。

枠内シュート1本にキーパス3本ですよ。タッチ数も23しかないにも関わらずこのスタッツと結果を見れば如何に驚異的だったかがわかるはずです。

サカとタイプ的には似ているところもあるので左と右で良い緩急が付けれるようになり、相手の陣形が緩んできたところを突いていたところも揺さぶりとして効いていたんでしょうね。

パーティの1点目に始まり(このゴールから身体も軽くなっていた印象でしたし)、冨安に代わり安定をもたらしたホワイトのゴール。そこからエンジン全開でのラストへの展開、そして最後に待っていたまさかの逆転ゴールbyネルソン。

アーセナルらしい試合でした。

何かが欠けていれば出せなかった結果ですが、よくぞやり切った。この勝利はデカすぎる。

ラムズデールのシュートストップ、自陣ボックス内でのマガリャンの粘り強いマーク、トランジション時のパーティの素早いボール奪取。

全てが勝利への一筋の道筋を示した良き試合でした。

ボーンマスもセットプレー含め、メリハリの効いた試合運びだったんですが、アーセナルの今季の地力は半端無いということですね。

ちなみにアーセナルが2点のビハインドを背負ってから逆転したのは2012年2月以来11年ぶりらしいですね。

では。


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