随所に強さを見せた試合でした。
「ジェズス祭り開催!『アーセナルvsセビージャ』~CLグループステージ編~」
前回のランス戦と違い、悪くない試合でしたね。
まず5分、冨安のターンが純粋に上手い。その後のシュートもコースが若干甘かったですが、悪くないスタート。
6分、サリバがフィジカルの強さを発動。アクーニャもかなり強いと思うんですが、完全に抑え込むという。
8分、またまた冨安。抜群のフィードからシュートへと繋がった形になりましたがこれも良かった。マルティネッリのシュートも惜しかった。
10分、ライスのチャージが良い。
26分、やはりライスのフィジカルは強かった。日に日に存在感増してますね。
45+4分、ジェズスの完璧なターンからのスルー。完璧過ぎやしませんか、これは。そこからのマルティネッリのGK交わしてのシュートも落ち着きが過ぎる。
52分、ジェズスのゴールに「嘘だろ」。タイミング、角度、弾道、すべてに驚愕。
54分、左サイドでのボール回避、どうなってるんだ。狭すぎるスペースでこのボール捌きと難無く突破。
68分、ライスの持ち上がりがエグい。重戦車並みの強度とそれに似合わぬ推進力。ストライドが広過ぎなんですよね。
90+4分、ラヤのパンチング、良い判断でした。
この試合ではとにかくアーセナルらしさが割と垣間見えた一戦だったんじゃないですかね。
ジェズス祭りだったのは言うまでも無いんですが、珍しく左サイドの連動性が高く、冨安、マルティネッリ、ライス、この辺の連携力が高かった印象を受けました。
今まで右の方が連動性が高かったので、この変化と進化は良き収穫で。
マルティネッリはホント単騎でのウイング性能が飛び抜けているとは思うんでですが、前半序盤はその辺がメチャクチャ頼りになりましたね。陣地奪回の優位性よ。
ただ、この試合では連携も見事で、冨安が入ることでの影響が大きかった気がします。
数字以上に冨安のクレバーなプレーが好循環を生んでますし、ライス、マルティネッリの良き緩衝材になっている。
そんなライスも相当効いてましたからね。
攻守に渡っての存在感増し増しで。
プレーエリアも一か所に留まらず、偏りが無いですし、カバーエリアも広い。
チェンコのスタメン時も悪くないですが、冨安スタメンだとこういったメリットも出てくるというのはオプションとしてもかなり良いチョイスになると思いますよね。
それにしてもジェズスのゴールシーンはヤバかった。年間ベストゴール候補なるんじゃないですか。それくらい全てが完璧でした。
ジェズスの良いところが献身的に下りてきたりプレスをかけまくるにも拘らず、得点力もあるっていうところなんですよね。
こういった選手って中々いないでしょ。派手なプレーや目立ったところは無いものの、この献身性と嗅覚は並じゃないですよ。
とりあえず3戦2勝とまずまず。まずはグループステージを突破したいところです。
では。