前半の苦しみは怪我人の多さからなのか。
ピースが欠けてきており、その綻びが出てきているのも事実ながら、それでも勝ちきれるようになっているのは強さの証明な気もしております。
「怪我人増加での戦いに光る選手たちの強さ『アーセナルvsバーンリー』」
まず6分、ラヤの素早いフィードは一級品。
11分、冨安の読みは見事でした。
15分、ジョルジの早いプレス、トランジションの早さが良いですね。
同上、冨安の体の使い方、いつもの左SBと異なるものの、わかっているなと思わせる良き角度でした。
19分、モーションの小さい逆足でのシュートも利き足並の精度になってきた。
22分、マルティネッリの絶妙なアウトでのパス。使い所と使い方がさすが。
30分、ラヤ、良く体を残しました。これはマジでピンチを感じた。
35分、ライスのチャージ。引っ掛けてからのキャリーもダイナミックで良し。
46分、トロサールの身を呈したゴールシーンは色んな意味で痺れました。
57分、サリバの入り方良い。
58分、やっぱりライス、強いプレスも物ともせず。フィジカルモンスターぶりを発揮。
73分、チェンコのカンフーキックは匠でした。あれはチェンコだからできたこと。
77分、ライスの競り合い高いし強い。要は圧倒的。
89分、冨安のベタ付き対応素晴らしき。
93分、ライスのため方好きなんだよな。
ホワイトの体調不良により、チェンコと冨安の併用が逆サイドではあれど見れたわけですが、同時に起用されると見えてくる違いが明確に見え面白い試合でした。
どっちが良いとかではなく、どちらにも良さがありますし、それが邪魔し合わないというのも良く機能しているなと。
守備面で見ると富安優位ですが
攻撃面になるとチェンコ優位。
意外なのがロングボール成功率で、冨安2/8に対し、チェンコは7/7なんですよね。キック精度はやはりチェンコに軍配があるか。
この試合モーメンタムを見ても明らかにテンションはアーセナルが高め。それはわかるけど決めきれないという。中を崩すのに苦労していた印象でしたね。
ちなみにこのモーメンタムはこういうもの
グラフの読み方は非常に簡単。
上部の緑色の部分がホーム チーム、下部の青色がアウェイ チーム。1 分ごとに 1 つのスパイクが生成されます。
スパイクが高いほど、圧力はより強くなります。そして、これを一目見るだけで、どのチームがプッシュしているか、そしてそのプレッシャーがどれほど強くて長いかを知ることが出来る。これをみると、試合がどれほどバランスが取れていて、激しいものであるかを直接理解できます。
それにしてもこの試合はゴールシーンがどれも劇的でした。
トロサール、サリバ、チェンコ。
トロサールは身を挺したヘディングの飛び込みでしたし、サリバのスッと入ってくる動き出し、ポジショニングの巧みなヘディング、チェンコのカンフーキックはらしさ全開な感じで、最高にアガりました。
どれも素晴らしい決定力で、見事なゴールでしたね。
ちょっと怪我人が多いのが気になりますがそれでもフィニッシュワークをもう少しブラッシュアップできれば問題ないんじゃないでしょうか。
そういえばバーンリーの30番、左サイドハーフ、コレオショ。ヤバくないですか。富安とのマッチアップもそうですけど、サリバとの競り合いもぶっちぎってましたからね。
19歳ということを考えても伸びしろが大きそうで。なのよりあの落ち着きっぷり。若手もどんどん出てきますね。
では。