前回まで
トンネルを抜けてから方向はわかっていたものの到達できず。
何故か畑やら、牧歌的な風景の道を行くやらしつつ徐々に接近していきます。
そんな中、この道中一番の抜けるような景色が。
晴天の空をバックに黄金色に透けて映る美麗さ。
なるべく抜けを重視し、透明感を出せるように狙ったのですが、思った以上に見たままのイメージを焼き付けられた。
そこからの牧歌的な開けた風景もまたメローな時間を感じるのに十分な景色。
そこからさらに進むとヒップホップ系のジャケットにすらなりそうな埋もれたセダンを発見。
この退廃と陽光のバランスも雰囲気を演出し、木々による影と光がその光景に拍車をかける。
ただしそこまで。
どうやら行き止まりのようで、こちら側からのアクセスは出来ないらしい。
鎌倉駅からストレートでの道しか無いようで、先に看板が出ていた名越切通側からしかアクセスできないようだ。
道を引き返し、切通しに入るとそこはたちまち新緑と木漏れ日の世界。
この山間での僅かな光が堪らない。
かと思えば抜けた先からの強い日差しに照らされる、こういう景色も嫌いじゃない。
フレア、ゴーストお構いなし。
そしてすぐに到着。
切通しに入ってからは10分くらいですかね。
しかも何も調べずに来たのですが意外にも公開期間が限られていた。
ちなみに令和6年はこんな感じでした。正直ギリギリセーフですよ。
紅葉は終わっておりでしたが、シーズンはイチョウが綺麗なようで。
目的は諸説あれど、こういう人力での自然における建造物っていうのは無条件に凄いなと。
いちよ「まんだら堂やぐら群」の説明を。
まんだら堂やぐら群は、神奈川県鎌倉市にある中世の石造りの供養塔(やぐら)が集まった史跡です。
やぐらは、鎌倉時代から室町時代にかけて作られた、洞窟状の墓や供養施設で、供養や祈りのための場所として使用されました。
この場所には約150基ものやぐらがあり、鎌倉時代の武士や庶民の信仰や葬送文化を物語っています。現在は国の史跡に指定され、公開日が限定されていますが、歴史的価値の高いスポットです。
帰り道での木肌の表情の美しさ。
看板のサイケデリックな配色と日差しのプリズム的なハーモニーが独特の調和を見せる。
シダの暗がりは『オールド・ジョイ』を彷彿とさせる。
ファンタジー的な扉の良きカラーバランス。
ここが道に迷う前の分岐点だった踏切。
帰りに見るこの光景も光により多幸感に満ちていた。
そこから駅へと歩く道すがら配色と質感の冥利。
その後これも目的だったと言える古着屋「バタービンテージ 鎌倉店」にも行くことが出来ました。
横浜店は何度も行っていたんですが鎌倉店は行けてなかったんですよね。
店の広さ、物量、何より雰囲気のある店内で、価格帯も良心的プライス。
エディバウアーのブラックダウンが気になったのですが、今回は見送る形でフィニッシュしました。ただ近いうちにまた再訪したい。
鎌倉駅からも近いので気になる方は是非。
では。