音楽へのピュアな気持ちを取り戻させるカンフル剤
「エンパイアレコード」
深夜24時まで営業のエンパイア レコードは個性的な店員たちがいっぱい。
キャンペーンで来店する落ち目のアイドルに「処女を捧げるわ! 」と舞い上がるコリー(リブ・タイラー)とその親友ジーナ(レニー・ゼルウィガー)、コリーに「午後1時37分までに愛を告白する! 」と宣言するA.J.(ジョニー・ウイトウォース)、遅刻してきたからと頭を丸刈りにするデブラ(ロビン・タニー)…。
そんな中、雇われ店長のジョー(アンソニー・ラパグリア)は消えた売上金$9,000のことで頭を悩ませていた。
そしてエンパイア レコードは大型のチェーン店による買収の危機にも瀕していたのだ!
この何て言うか脈絡のない感じ。最高です。
夏の終わりに元気を貰いたくて観たんですが、やはり素晴らしい。
今ではロックよりもヒップホップなどを聴くことも増えてきた自分ですが、ロックに溺れたあの日々を思い出させるには十分過ぎる作品。
何気ない日常に彩りを与え、それを共有する仲間が集まる。あの頃感じていた、楽しむためだけに生きているという感覚はやっぱり忘れちゃいけないことなんだと改めて感じさせられる。
過ぎたことは時間に関係なく過去になり、それにクヨクヨしてはいられない。というよりもその時間すら過去となり無慈悲に過ぎていく。只々ポジティブに、そして楽しく生きていく。人生で起きる全ての事は予測不能だし、考えていても始まらない。
そう、ドアーズが言っていたように「夢見るだけでなく行動せよ」。この冒頭でのセリフが本作の根幹にある気がするし、作中の全員がそのように行動している。
悩み立ち止まることも時には必要だと思うけど、それ以上に今を楽しみ、音楽を愛し、ただ過ごす。そんな原点を観た気がした。
エンディングで流れたGin Blossomsの「Til I Hear It From You」がカッコ良過ぎてリピートしまくりなのも、今の音楽観。
Gin Blossoms - Til I Hear It From You
Outside Looking In: The Best Of Gin Blossoms
- アーティスト: Gin Blossoms
- 出版社/メーカー: Interscope Records
- 発売日: 1999/10/19
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作中でのジョニーウィトウォースもカッコ良過ぎるし、リヴタイラーも可愛すぎる。
とにかく人生一度きり、わかっちゃいるけどわかってない。
それをわからせるにはダイレクトに自分へと響いてくる刺激を受けるしかない。
思い立ったら行動あるのみ。
- アーティスト: サントラ,メイセズ,ドリル,ラスター,プリーズ,エヴァン・ダンド,コヨーテ・シヴァーズ,ジン・ブロッサムズ,クランベリーズ,エドウィン・コリンズ,ザ・マティーニズ
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