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探幽訪真:深く、自由に、偏りなく潜る

レディーボーデンのノスタルジーを、毒のある水色Tシャツに仕立てる

勝手な夏の風物詩、Tシャツを作ろう。

時々のグッとくるモチーフであったりから作成しているのですが、今回はやたらと水色が気になる。

一言で水色と言っても様々な色味があるわけで、濃すぎず、薄すぎずな絶妙トーンのものを欲しておりました。

古着で探すと、意外に思っている色味のものと出会えず、苦慮していたんですよね。見つけたとしてもサイズやプリントがイメージと違ったり。

想起させるのが海や夏といったダイレクトなものが多く、それが水色のカラーリングと相まって少々子供っぽく映るというか。

となるとモチーフはというところに至るわけですが、何故か気になっていたのが”食べ物系”のもの。それこそ、ツイン・ピークスのチェリーパイが最初の食べ物憧れに始まったように思うておりますが、その後もハーシーズであったり、食べ物イラストに惹かれがちだったような。

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そこで思い出すのが幼き記憶。

高級アイスの代名詞といえばハーゲンダッツ。ですが、我が家ではレディーボーデンがその代替だったと記憶している。

今では様々なアイスも登場し、スーパー等で見られる通常アイスのクオリティも上がってきた。だからということも無いのでしょうが、存在感としては以前より一層肩身の狭そうみ映るレディーボーデン。

そんなレディーボーデンについて少々。

ブランドの歴史と背景

  • 発祥: 1857年にアメリカで創業した乳製品メーカー「ボーデン社(Borden Inc.)」が手がけたプレミアムアイスクリームブランド。
  • 日本上陸: 1971(昭和46)年、明治乳業(現・明治)とのライセンス契約によって日本での製造・販売がスタート。ハーゲンダッツが日本上陸(1984年)するより10年以上前から、「高級アイスクリーム」の代名詞として日本の家庭に浸透しました。
  • 製造元の変遷: 1990年からはロッテがライセンスを取得し、現在もロッテから販売が続けられています。

製品の特徴

  • プレミアムな品質: 乳脂肪分が高く、厳選された素材を使用した濃密で豊かな味わいが特徴です。
  • パッケージデザイン: えんじ色(深紅)や濃緑色を基調としたシックな背景に、金色の縁取りと独特のロゴをあしらった上品なデザイン。
  • 大容量カップ(パイント): 個包装のカップだけでなく、大きめのパイントカップ(470mlなど)からスプーンですくって食べるスタイルが長く親しまれています。

デザイン的にも印象深かったというのも理由の一つで、クラシカルに見えて、優美なフォント、流体の子遊びが効いたところなどに心を擽る。

何と言っても”バニラで水色”という印象が強く、ほぼブラウンな深紅との対比が忘れられない。

レディーボーデン ミニカップ バニラ|アイス|お口の恋人 ロッテ

さてそこから調べると年代やフレーバーにより、様々なデザインタイプが存在することを知るわけですが、ボディとの相性を考えて色々と調整した結果このようなデザインに。

そしてボディは下記のものを使用。

洗いをかけてもう少しやれた水色にしたいと思っていたので厚手で経年変化が楽しめそうなこちらをチョイス。

商品名: スーパーヘビーTシャツ

品番: 00148-HVT

メーカー: Printstar(プリントスター)

生地の厚さ: 7.4 oz(オンス)

素材: 綿 100%

フォントカラーと中下水色バーは本家からの色彩を引用。

地味な変更点として、中上の円内をBRの文字に変え、ロゴのバランスをボックスロゴのようなイメージで中央に配置。これによりクラシカル一辺倒な印象を少々の崩しを。

そして下のアイス。ここが結構効いているかなと思っているところなのですが、禍々しいアイスから漂う影と陰影により、ゴシック的な不穏さを添えて。

普通のテイストがあまり好きでは無いと思いつつ、あまり華美な装飾というのも好ましくなく。

フォント周りを白地にし、周りの円周にある装飾も同色にすることで水色ボディに載せると穴が空いたような視覚効果が強調されるところも想定通り。

全体のプリントサイズもネック周りで落ち着かせ、あまり過剰にならない収まりも丁度良かった。

ということでまずは着て育てますか。

では。

 

探幽:高級アイスに禍々しさを添えて

 

7.4オンスの質実剛配な生地は、洗いを重ねるごとに無骨な表情を変えていく。言葉やグラフィックを受け止めるキャンバスとして、これほど頼もしい下地もそうはない。

美しい日常のすぐ裏側に潜む禍々しさを掬い上げる手つきについて、深く思いを巡らせるときがある。意識の底から引き揚げられたイメージの毒は、いつもどこか魅惑的だ。