『非属の才能』
5才能というものは
29人はこの手の
43実在した、ヒーローを
56みんなに偉いと言われる
68子供へのしつけが甘いから
141人はある程度
144新しいことにチャレンジ
164時代を再び変えるためには
211同調しないのはいいが
227非属でいることは
234自分の中にある非属の
237僕は人間の幸せとは
生きていると必ずやぶち当たる問題がある。
そう”人間関係”だ。
その複雑な関係性において独自の切り口を用い、どうサバイブし、自我も保つのかということを分かり易く、それでいて著者らしい視点から見解を紐解く本著。
著者の山田玲司さんはかなり以前からYoutubeを見ており、非常に面白いテーマ、視点から物事を語る人だなと思っていたところ、好例のディグで発見したわけです。
”非属”、言葉尻を捕らえると属さずということ。
一見するとどこにも属さず孤独に自分の思うままに生きるように思えるわけですが、語られるのはそうした距離感に一線を引くような俗世と完全に切り離した事柄とも異なる。
自身でも、「なぜ人は同調に走ってしまうのか」と日々抱く中、それは年々頻度が高くなる一方。
別段殺されたりするわけでもなく、肉体的に致命傷を負うわけでもない状況において、なぜそこまで他人と同調してしまうのか。
多くの場合、返ってくる回答は似通ったものがほとんどで、言ってしまえば「怖いから」というのが殆どの場合である。
先に書いたような状況でも無いのに一体何が怖いのか、と思ってしまうわけですが、理解できないわけでもない。
そうした事柄に対し、非属という概念からアプローチし、同調から協調というありかた。そして”いかれた奴”というようなポジティブイメージを持つ称賛こそが必要な才と解く。
実際はみ出し者が大衆に受け入れられた時にリーダー的資質やとんでもない成果を出すというのは考えれば枚挙にいとまがないのですが、そうであるのになぜそのような人を攻撃してしまうのか。
「井の中の蛙大海を知らず」というような諺にもあるように、認知した世界、体験した事柄が少ない人にほどこれらが当てはまるケースが多いように思え、だからこそ自分の枠内で共闘しなければ立ち向かえないということの裏返しがそうさせるのでしょうか。
でも、本当にそれをすることは正解なのか。
人生一度きりなわけで、自分に関わる人間、自分を慕ってくれる人間、自分の周りにいる人間にとって、どうしようもない人とというレッテルを張られたくないと思うことこそが真の人生におけるプライドになり得ると思うし、ならなければならないとも思う。
せめて関わってくれる人間にとって、どうしようもない人間で有りたくないと思うのは義務だと思うところでもありまして現在に至る。
その延長線上に人生の幸福を見た場合、著者は「分かち合うこと」こそが幸せの定義だと書かれている。
ギブ・アンド・テイク。
楽だと思って同調するのでは無く、自分の芯を維持したまま、強調し、ギブ出来るようにしたいものです。
それが結果として自他共に幸せになれる気がするので。
では。
他人にただ同調するのではなく、自立した個として他者を想像し、共闘すること。群れを離れた足元から、他者と本当の意味で「分かち合う」ための思索の補助線になってくれる。

