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『リーバイス501』90年代前期バレンシア製、薄デニムに宿る時間の密度

最近気になる薄デニム。

意外に濃色との相性の良さが抜群だと思っている薄デニムなわけですが、トーンの差があり過ぎるにも関わらず、なぜか合ってしまうところに魅力を感じる。

ということで今回はこちら。

『リーバイス501』

1. 基本スペック

モデル番号: 501-5900

通常の未洗い(リジッド)ではなく、製造段階でウォッシュ加工が施されたプリシュランク(防縮加工済み)モデル。

製造年月: 1991年7月

内タグ下部の「071」という印字から特定。

製造拠点: アメリカ・バレンシア工場(工場番号 555)

ボタン裏の刻印および内タグの印字が「555」で一致。サンフランシスコにあった、リーバイス直営の伝説的工場製です。

 

2. ディテールの特徴

ボタン裏「555」: 2000年代初頭に閉鎖されたバレンシア工場の証であり、ヴィンテージ・古着市場で高く評価されるポイントです。

赤タブ: スモールe。90年代レギュラーの仕様です。

内タグ: 1990年代前半に使用されていた、表が赤ロゴ・裏が黒印字の「布製タグ」が非常に綺麗な状態で残っています。

サイズ: W32

色落ちによる経年変化でここまで退色させるというのは非常に時間がかかるもので、その点古着のそれというのは長き時を経て手に入れられる良さがある。

とはいえ色落ちの雰囲気、生地のダメージ、諸々において満足のいくものに出会うというのも稀なわけで、価格を加味するとなおのこと。

なんでもそうですが、価格を出せば買えるというのは大前提、これまた掘り出し物でした。

色落ちから入り、生地の質感、パッチを見ると存在しない。だが雰囲気十分。

気になったので試着をしてみると他のデニムと違う履き心地、シルエットの良さ。わたり、太さもW32だからこそのストレート。ちなみに普段はW30がジャスト。

生地感の重みと張りのある雰囲気、ダメージ箇所の雰囲気も見事で、なんだか気になる。

内タグから調べてみると完全なるヴィンテージでは無いものの、ネオビンテージ枠。

バレンシア工場というのがアツい。生地感が好みなんですよね。

レングスも丁度良く、裾のダメージも好み。

全体的に退色したブルーのものが欲しかったので、そこも今の気分と一致し、パーフェクトチョイス。

良き個体とは一期一会ですね。

では。