『機動戦士ガンダム THE ORIGINシリーズ』

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、後に“赤い彗星”と呼ばれる男、**シャア・アズナブルの誕生と、宇宙世紀最大の戦争の始まりを描く前日譚である。宇宙移民の理想を掲げた思想家ジオン・ズム・ダイクンの死後、権力を握ったザビ家から逃れた息子キャスバル・レム・ダイクンは、やがて身分を偽りシャアとしてジオン軍に潜入する。復讐を胸に軍人として頭角を現す彼と、宇宙国家ジオン公国と地球連邦の対立の激化は、やがて人類史上初のモビルスーツ戦争――一年戦争**へとつながっていく。
定期的に訪れるガンダム熱用に個人的備忘録として書いていこうかと思いまして。
何度か観ているものの何度でも観れるのがガンダムシリーズの魅力。世界観と設定の多様さからその時々の観る視点で見え方が変わるというのもあってか、いつでも楽しめる。
とりあえず1年戦争絡みを再度観直しているわけですが、このオリジンは”シャアの自伝的構造”、前日談的な物語が魅力的なんですよね。
大抵の場合、シャアやアムロという名前は知っているものの、そのバックボーンというか生い立ちを知っている人はそこまで多くないのではないでしょうか。
なんせ名前だけが独り歩きする代名詞的な2人ですし。
特にシャアが元々キャスバル・レム・ダイクンであり(というかジオン創設者の息子)、そして途中でシャア・アズナブルとなるということを知っているのもガンダム好きだけではないかと。
そのシャアの目的もそうですよね。
元からジオンに属していたわけでも、憧れでも無く、復習を唯一の拠り所にしているという。
とにかくオリジンはシャアの前日談なんですよ。
物語の構成は至ってシンプル。前半戦は人物紹介やら政治やらの群像劇が主となり、後半は変わらずの戦争を下敷きに、モビルスーツ戦が増えていく。
シャアの生い立ちであると同時にモビルスーツの黎明期でもあるというところが特徴的ですよね。
2015年から公開ということで、CG技術は当然劣りますよ。
違和感というか浮き出てしまうところは顕著で、セル画とのズレが妙に強調されてしまうというのはあるものの、仕方が無いところかと。
特に宇宙のシーンやバトルシーンで使われていることが多く、作り物感は否めないものの、後半の戦闘シーンはそれでも迫力があり、カメラワーク、構図の遊びが効いていて楽しめるのも事実。
特にシャアの機体やら、黒い三連星は良いですね。ビジュアル的には断然シャア専用ザクⅡ押しですが。

機体色の赤色とジオン軍の爆発のシンクロ、通常の3倍というなんの根拠もないところも含め、滑空する姿、スピード感、機体を操縦する様がシンプルに魅力的に映る。
レーザー的な演出、CGとの融合、実験的で過渡期の技術をそれなりの塩梅で組み合わせているのではないでしょうか。
個人的にⅠに始まりⅥに終わる過程で、徐々に面白味がブーストしていくというのも高まりがあって好きなところではあります。
特にラストのガンダムに繋がる終わらせ方は非常に好きなところで、予感と期待が高まる含みが良いんですよね。
そして重要そうな固有名詞リストとして
人物
シャア・アズナブル
「赤い彗星」と呼ばれるエースパイロット。
本名はキャスバル。
父の復讐のためジオン軍に潜入。
キャスバル・レム・ダイクン
シャアの本名。
ジオン思想の創始者の息子。
アルテイシア・ソム・ダイクン
キャスバルの妹。
後のセイラ・マス。
セイラ・マス
地球に亡命したアルテイシアの偽名。
のちにホワイトベースのクルー。
デギン・ソド・ザビ
ジオン公国のトップ。
ザビ家の父。
ギレン・ザビ
ザビ家の長男。
政治的天才であり独裁者タイプ。
ドズル・ザビ
軍人肌の豪快な将軍。
ガルマ・ザビ
ザビ家の末弟。
シャアの士官学校時代の友人。
ランバ・ラル
ベテラン軍人。
ダイクン派の流れを汲む人物。
組織・勢力
ジオン公国
宇宙コロニー国家。
地球連邦からの独立を目指す。
地球連邦
地球圏を統治する政府。
思想
ジオニズム
宇宙に住む人類(スペースノイド)は
地球人より進化するという思想。提唱者は
ジオン・ズム・ダイクン
兵器
ザクI
初期の量産モビルスーツ。
ザクII
ジオン軍主力モビルスーツ。シャア専用は赤。
終わりよければ全て良し。
始まりの終わりであり、終わりの始まりでもある。
では。






