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『アーセナルvsアトレティコ・マドリード』―プレミア強度が戦術を凌駕した夜、アーセナルは“本物”を証明した〜UEFA Champions League, Round 3〜』

『アーセナルvsアトレティコ・マドリード〜UEFA Champions League, Round 3〜』Viktor Gyokeres makes Arsenal 'much better' as drought ends - Mikel Arteta  - BBC Sport

2ライスタイミングええな
8ティンバー対応良き
25スケリー、ティンバーゴリゴリだな
27ギョケ今の入りは良い
29ティンバー今日キレある
32ギョケのこういうプレーは上手い
35スビキレとるな

52スビ絶妙につき
63スケリーこういう良さある
67スビのパスよ
92ヌマネルなぁ。オンザはさすが

結果的に圧倒的。

こういう他リーグの強者と当たるといよいよかと思うところなわけですが、この試合でもそれはそれで。

まずスタメン。

スケリーくらいですかね。最近のスタメンと異なるところは。

始まってみればわりと危機的状況も見られず、4-4-2でしっかり引いているアトレティコの後ろが重かったですね。

テンポ良く抜け出す場面も何度か見られましたが、とはいえアーセナルの守備は固し。

序盤こそCB不安定さが何故か垣間見え、てんやわんやのいつもらしからぬシーンも。

あれは何だったんでしょうか。緊張なのか、CLの魔なのか。

前半はお互い決定打的なものも無く、様子見なのか、予想通り膠着の様相。

変わって後半。

展開は同じに見えたのですが、ライスからの完璧なFKからのガブ。

あの弾道もさすがですが、ガブのマークが弱かった。プレミア勢からすると彼のマークを緩めるとどういう結末が待っているか、わかりそうなものですが、それもまたCL。

完璧with完璧=決定的。

その後も「どうなってるのよ」というほどのライスっぷりで攻守にわたり貢献。

とりわけパスがエグかったですね。あのトランジションとフィジカルでなぜここまで気が利いたプレーが出来るのか。フルタイムで。

そしてガブの恐ろしさを他リーグ勢にも知らしめる結果になったのではないでしょうか。

守備はもちろんのこと、攻撃時の存在感と決定力。DFの誰でも出来るものではないですよ。

スビとティンバーもいつも通り最高のパフォーマンスで、彼らはこれでアベレージというのが恐ろしいくらい。

でも、実際に毎試合これくらいのことはやってくれるので、普段当たらないチームには脅威に見えたことでしょう。

マルティネッリも前半はほぼ消えていましたが、後半はよく走り、よく守り、よく仕掛け。

いつもの変わらぬ献身性で終盤までさすが一騎当千といえばの奮迅ぶりは健在でした。

得点シーンもアンリよろしくな、完璧なコース。

久々に気持の良いオンプレーでのゴールでした。

スケリーも久々フルで見ましたが、良い点は素晴らしい。

守備面での不安と切り替えの部分で少々気になるところはありましたが、攻撃時のダイナミックさと言うかパワフルさはティンバー同様逞しい。

ティンバーとは守備強度のところ含め、年齢的な経験や元々の中盤特性から劣るところはありますが、あの年齢でここまで肝が座っているのは特筆すべき点ですし、今後アルテタのもと修練を重ねれば賢く成長しそうなので今はまだ温かく見守っていきましょう。

なぜならこんなキャリーは普通の心臓と技術なら出来ないはずですので。

そんなティンバーはサカとの連携もいつも以上に激しく、自身のタフネスさを存分に生かした俊敏なキレも相まっての堂々たる奮迅っぷり。

プレミア強度に一層の磨きをかけ、アトレティコ勢をかなり苦しめていたのではないでしょうか。

そしてめでたかったのはギョケ。

得点不足と言われていたその得点を2点も決め、83分間、見事に走り、奮闘した。

前線にいることで今までのFW以上に脅威になれ、存在としての恐怖がひしひしと伝わってくるようなパワフルさ。

ボールを持った時の勢いや力強さが違うんですよね。アグレッシブに狙ってきますし。

意外にも色々と顔を出して、それでいて最後はボックス内に収まるという生粋のCFさも魅力。

ゴールこそ、2発ともギョケらしさの出たぶち込みでは無かったものの、それでも得点は得点なので、自身を付けてリーグでも量産してほしいものです。

いずれにせよアトレティコ相手だったので、もう少し塩試合になるかと思ったものの、全体としてアトレティコ守備の遅さとスペースを埋める緩慢さがあった試合だったので、今のアーセナルであればそこを突ける役者陣が揃っているということでしょうか。

それにしてもCLのこうした試合は面白い。

では。