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探幽訪真:深く、自由に、偏りなく潜る

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可愛らしいモチーフと凶暴な性能──『モーリス・コール』Shivaモデルで体感する“速さと深み”

今回2本目のオーダー。

かねてより念願だったモーリス・コールによるサーフボード。

まずモーリスの説明を少々。

モーリス・コール(Maurice Cole)はオーストラリア出身のサーフボードシェイパーで、ハイパフォーマンスボードの革新者として有名。

  • 出自と背景
    1950年代生まれ、ヴィクトリア州トーキーを拠点に活動。自らもサーファーで、コンテスト経験も持つ。

  • 革新性
    1990年代初頭、トム・カレンやトム・キャロルら世界トップサーファーにボードを提供し、特に1991年のフランス・ホセゴー大会でカレンが彼のボードで優勝したことは有名。
    彼のデザインは「リバースVEE(逆V字ボトム)」など独創的なボトムコンケーブで知られる。

  • スタイルと評価
    速さ・安定感・タイトなターン性能を兼ね備え、パワーサーフィンに強い。プロサーファーだけでなく、一般サーファーからも「掴みやすいが奥が深い」と評される。

  • 思想面
    環境問題やサーフカルチャー全体へのメッセージも発しており、エコ素材や生産背景への意識が高いシェイパー。

要するに、モーリスコールは「実績と革新性を兼ね備えたオージーのレジェンドシェイパー」で、今もなお玄人サーファーの支持が厚い人物です。

サーフィンを始めた時から気になっていたのが彼の作るボードの玄人性とモチーフとなるこのマーク。

サーフボードと言えばカッコイイ、ストリートライクな、そんなイメージが先行しており、この可愛らしいモチーフとの対比が印象的でした。

持っている人を見かけ、「どこのボードなんだ」と思ったのは後にも先にもモーリスのみ。

そしてモーリスのことをショップのオーナーに聞いて一層好きになるという。

誰にでも合うボードでは無いがハマれば奥が深いというのは本当に痺れるワード。そういう玄人向けってホント弱いんですよ。

アンマッチさにも惹かれるというか。

しかも来日の際にしかオーダーが出来ない。

そしてある程度乗れるようになった昨年、遂にオーダーし今年の夏前に着弾。

サイズ自体は自分史上最短の5.7ハーフ。

尊敬するサーファーの乗っていたファイヤーパターンをモチーフに、ニュアンスカラーでのホワイトベースを生かしたカラーリング。

モデルはいくつか悩み、相談の末、シヴァというモデルに。

フィンボックスはfuturesで5box。

シングルorトライ+クアッドリアがおすすめとのことだったのでとりあえずトライ+クアッドリアに。

🔹 Shiva(シヴァ)

  • 位置づけ:小波〜頭サイズくらいまで幅広く対応するハイパフォーマンス・ショートボード。

  • ボトム形状:独自のリバースVEEをベースに、深いコンケーブで加速性を重視。

  • アウトライン:ノーズエリアにボリュームを残しつつ、テールは絞り気味。

  • 乗り味

    • 小波でも失速しにくく、スピードが出やすい。

    • レール to レールの切り返しがスムーズ。

    • 「走りながらタイトにリップへ行ける」感覚。

テイクオフ早めの小波~中波用。

新たなる相棒として重宝したいところです。

では。