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映画『コンティニュー』感想|死のループが快楽に変わる瞬間、アクションとSFの絶妙なミルフィーユ構造

『コンティニュー』

ポスター画像


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「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」シリーズのフランク・グリロが主演を務め、ナオミ・ワッツ、メル・ギブソンが共演したSFアクション。

元デルタフォース特殊部隊員のロイは、毎朝、目覚めた瞬間に謎の殺し屋に襲われ、殺される日を繰り返していた。銃で撃たれ、爆弾で吹き飛ばされ、刃物で刺され、何度殺されても生き返るロイは、生と死のループを繰り返し、同じ1日を無限に生きていた。死のループから抜け出すために何度もトライ&エラーを重ねる中、科学者である元妻からタイムループの鍵を握る極秘計画の手掛かりをつかむ。真実を暴き、追われる身となった元妻を救うため、自ら殺し屋集団のもとに出向いたロイは、計画の責任者である軍属科学者ヴェンター大佐の居場所を突き止めていく。

ロイ役をグリロ、元妻役をワッツ、ヴェンター大佐役をギブソンがそれぞれ演じる。監督は「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」のジョー・カーナハン。

メル・ギブソンは好きな俳優でして、時折観たくなってしまう。

なんとなく、出演作で調べていて、気になったのが本作。

まぁ、主演というわけでは無いですし、少し前に流行ったループものというのも懸念点ではあったのですが、何故か惹かれてしまった。

ということで鑑賞したのですが、100分とは思えない濃密さ。

ループものだからこその良さが存分に発揮され、時間の重層性を感じさせられる。

それと重なるようにして謎解きめいた、物語の核心部を意識させつつ、単純に映像的なループの心地良さ、爽快さが全面に押し出されている。

配役の豪華さも顕著なところではありますし、なぜ、この作品でこのメンツが集まったのか。

フランク・グリロのマッチョで短絡的な役柄もハマってましたし、ナオミ・ワッツは相変わらず綺麗で聡明。

メル・ギブソンは相変わらずわけのわからない独特な雰囲気があり、全体の混沌さに厚みが出る。

ワンシーンしか登場しないながら、「この人綺麗だな」と思っていた女性が印象的でして。調べたところマチルド・オリヴィエという女優さん。

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彼女がバーのバーテンとして登場するのですが、意外にも言っていることが的を得ており、謎めき、そして単純に美しくチャーミング。

ちょい役での存在感って意外に映画において重要だったりしますからね。印象という意味で。

少々話は逸れましたが、とにかく話としてはループ構造と映像的な外連味が交錯したゲーム的なる世界。

オープニングであったり、挿入されるテロップ、劇中で実際にゲームというものが絡んでくるというところも含め、ある種この世界のゲーム性を想起させるような演出も面白かったですね。

余談ですが、なぜ、黒背景に蛍光色のグリーン文字が入ると電脳世界のイメージを呼び起こすのでしょうか。

マトリックス然り、攻殻機動隊然り。

若干のSFギミックも相まって、とにかく要素が多重に構造化されたミルフィーユのようなアクション映画。

サクッと、気負わず観れる。

それでいて、ラストには、というか中盤以降、考えさせられる部分も含みつつ、あのラストの終わり方が堪らなく好きでしたね。

残暑残る夏の一夜に爽快感を。

では。