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『ビーキーパー』はただの復讐劇じゃない。怒りの哲学が燃えている

『ビーキーパー』

ポスター画像


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ジェイソン・ステイサムと「スーサイド・スクワッド」のデビッド・エアー監督がタッグを組んだリベンジアクション。

アメリカの片田舎で養蜂家(ビーキーパー)として隠遁生活を送る謎めいた男アダム・クレイ。ある日、彼の恩人である善良な老婦人がフィッシング詐欺に遭って全財産をだまし取られ、絶望のあまり自ら命を絶ってしまう。怒りに燃えるクレイは、社会の害悪を排除するべく立ちあがる。世界最強の秘密組織「ビーキーパー」に所属していた過去を持つ彼は、独自の情報網を駆使して詐欺グループのアジトを突き止め、単身乗り込んだ末にビルごと爆破。その後も怒とうの勢いで事件の黒幕に迫り、事態はFBIやCIA、傭兵部隊や元同業者まで入り乱れる激しい闘争へと発展していく。

ハンガー・ゲーム」シリーズのジョシュ・ハッチャーソンが詐欺集団の元締めである実業家デレク、イギリスの名優ジェレミー・アイアンズがデレクの護衛兼アドバイザー役を務める元CIA長官ウエストワイルドを演じた。「リベリオン」のカート・ウィマーが脚本を担当。

これでいい。

こういう類の作品が無性に観たくなる時っていうのも間々あるわけで、それは日常からの乖離なのか、羨望なのか。

映画だから出来ることというか、映画ならではの爽快感というのはこういった作品にも宿るわけでして、だからこその爽快感、鑑賞感。

ステイサムが主演というのも相性の良さを感じるところであり、さらに監督はデヴィッド・エアーときて、爽快じゃないわけがない。

冒頭の始まりは謎に「セブン」を彷彿とさせるところもあり、始まってみればそんな要素は一切感じさせない暴挙の世界。

設定における養蜂家というものを具体的に説明するわけでもなく、少々触れて、その関連性を匂わせる程度。

なぜ蜂なのか、そうしたことよりも組織的な興味やステイサムの強さにこそ目が行くのが本作であり、それがこういう映画の真骨頂。

些細な理由にしろ、その理由による結果がどうであれ、とにかく怒りのスイッチを押してしまったら最後。

憤怒による静かなる怒りを携えて確実に仕留めに来る。

基本的な装備として、その場にあるものを使用したり、相手が持っていたものを利用したりといった設定も相性が良く、武器による武力でない、圧倒的な”武”そのものによる強さを誇示する。

これにより、どうやってその場を切り抜けるのかということを考えながらも楽しめ、堂々とした真正面からの攻防に終始ヒヤヒヤとさせられる。

確実に勝てるでしょ、という場面よりもむしろ、この状況どうやって切る抜けるのという場面の連続があり、それが面白さを加速させ、前のめりに作品に没入していく。

続編も制作予定があるようなので、どういった展開を迎えていくのか楽しみにしつつ、日常に戻りたいと思います。

では。

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