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『ウォーレン・バフェット氏になる』──成功を生む「読書・ルーティン・集中力」の真髄

『ウォーレン・バフェット氏になる』

ウォーレン・バフェット氏になる - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarks映画

この魅力的なドキュメンタリーは、世界で一番リッチな人物の一人であるにも関わらず、生まれ故郷のネブラスカ州オマハで質素で慎ましくさえある生活を送るウォーレン・バフェット氏の驚くべき人生・キャリア・信条を描く。

HBOらしく、魅せるドキュメンタリー。

名前を聞いて知らない人はいないのではないかというほど有名になったウォーレン・バフェット。あくまでも投資や金融界隈ではでしょうけど。

そんな彼の生い立ちから、公開時までの成り上がりを語るドキュメンタリー。

幼少期からしてやはりというか数学的な思考であったり、物事の考え方、捉え方が変わっていたというのはさすがとしか言えないところではありますが、それでもそこからの成長に関しては納得がいくところや気付きも多い。

彼の投資思想ってあくまでも明確で、”単純明快な理解”これに尽きると思うんですよ。

何をするにしても理解あればこそ。

興味を持って取り組み、だからこそ理解が勝手に深まる、故にそれが投資へと繋がったという好例。

投資思考的な部分が彼の好みだったからこそ、あそこまでの成功を収めるに至ったわけですし、その前提には必ず”理解”というものが介在している。

有名なエピソードとしてのコカ・コーラマクドナルドの件も出てきますし、日常がルーティーンで織りなされるというのも光景として見られるのは興味深い。

観ている中、今の時代でも通ずることであって、絶対的に必要な要件も浮かび上がってくるわけです。

まず、「読書」。

バフェットも一日に5~6時間は本やら新聞やらを読んでいるらしく、知のベースを構築し、思考を巡らすには大前提として読書による脳内回路の構築が必要なんだろうなということ。

それから「ルーティーン」。

スポーツ選手などもそうですが、バフェットのはそれとはちょっと異なる。

好きなことをルーティーンに組み込み、常に好きなことをしているという状況を作る。例えば朝は常に大好きなハンバーガーを食べ、コーラを飲む。

効率を追求したルーティーンならぬ、好きで埋め尽くすルーティーン。好きこそもののというのを地でいく、本領を見たような。

あとは「集中力」。

気になるところですら全く気にならないという恐ろしい集中力。

どこまでそれがあればいいかという度合いもありますが、それでも、何かを得るために何かにとことん集中するというがむしゃらさは見習うところがある。

これも同様にやらされている無為の集中でなく、勝手に集中してしまうところに羨望がある。

奥さんが何をしているのか、子供たちの様子などですら気に留めることなく、あくまでも世界に浸る。

それが後世にどうなっていくのかという展開も含め、興味はあるところですよね。

そうしたバフェットの知られざる背景を基に、投資哲学の一端を垣間見る。

今の不確定な世の中を生きるにはこれくらいシンプルな原理原則を再度理解する必要があるのかもしれません。

個人的にこちらも併せて読むと理解が深まり、投資の必要性や武装すべき基本理念が身に付くかと思います。

バフェット関連の著書では一番ためになったと思える1冊。


 

では。