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ビエイラ覚醒への布石か!選手間での連動性が急務〜アーセナルvsフラム〜

思った以上に爽快な試合が少ない今期序盤ですが、この試合もまさにそれでした。

「ビエイラ覚醒への布石か!選手間での連動性が急務〜アーセナルvsフラム〜」EPL: Arsenal Play 2-2 Draw With Fulham

まあ新加入の選手を試していること、新しいシステムを試していることを考えるとわからんでも無いんですが、少々の期待感も欲しいところ。

珍しくパスミスも目立った気がするので最低限その辺はどうにかしてもらうとして、もう少し時間がかかるのも事実なんだろうなとは思っています。思っているんですが・・・。

この試合でもパーティを右SBに置き、冨安不在のためキヴィオルを左SBへ。意外だったのがトロサールをトップに置いたところですかね。

フラムのパフォーマンスを見てもそこまで良かったわけでは無いだけに、この試合は是非勝ちたかったというのが正直なところ。

1点目の失点に関してはミスということで仕方が無いにしても、あれ自体が右SBでの連動性を示唆していたような感じはします。

前節もそうでしたが攻撃時も守備時もパーティが内側に入る頻度が高く、ライスも引き気味なので、右SBの攻撃力が圧倒的に落ちるんですよね。

どうしても守備的な偏りが出るというか。ビルドアップでもスピード感が落ちている感じ。

ウーデとサカだけで右を攻略しようとするとサカへのマークが厳しくなっている今季はやはりキツイなと。

じゃあ左サイドはというとこれまたジャカがいなくなり、キヴィオルがまだそこまで順応していないことを考えると、ハヴァーツとマルティネッリで打開せざるを得ない。なんですが、ここも縦の関係がパッとしない部分がありいまいち。

トロサールもタッチ数26と少なく、これでは単純なアタックの厚みが薄いですよね。

となるとどこかしらで連動性を高めて押し込みたいわけで。

まあアルテタもその辺は絶対にわかっているはずで、交代後は激変しましたよね。

今回交代で入った選手は良かった。

特にジンチェンコ、エディ、ビエイラ。

ジンチェンコが入ると左が機能し、マルティネッリのスペースを与えつつ、フォローに入れる感じ。

守備時もポジショニングと判断が良いので、テンポが上がる。

そしてエディ。

今季入ってからホント良くなったと思うんですよ。

マルティネッリに近いようなメンタルを感じ、とにかく熱量が伝わってくるプレーが多い。ターンが上手いのは周知の通りなんですが、体幹の強さ、自信、この辺が以前よりも格段に増した気がします。

タッチ数19ながら、決めきるところで決めれるようにもなってきているし、デュエルなどの戦う部分でも勝てるフィジカルが付いてきているかと。実際見た目でもその強さを感じますしね。

そしてビエイラ。

エディ同様、フィットネス、自信、フィジカル、上がってきましたね。

判断に迷いがなくなった気がしますし、左サイドでのマルティネッリ、ジンチェンコとの相性も良くなっている。

足元のスキルであるとか、キック精度は以前から高いなと思っていたので、それが発揮されるようになってくればこの試合のように活躍できるのかなと思えるような感覚。

今回は34分という出場時間ながら、良い働きだったんじゃないでしょうか。

エディへのあの高速ピンポイントクロスは痺れましたからね。それ以外にも何度か良いパスがありましたし。

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ラストでのシュートシーンにしても以前なら蹴っていなかったであろうことを考えると、プレーに迷いがなくなったんだろうなと思います。

収穫としてはジンチェンコの安定感、ホワイトが右SBに入ることでの攻撃への厚み、守備時の安定、エディへの信頼感向上、ビエイラ覚醒への布石。そんなところでしょうか。

まあ、見えていなかった部分が見えるようになり、これを上手いこと修正、適応させることができればさらなる戦力アップに繋がるのは間違いないと思うので、その辺アルテタ監督頼みます。

では。