今回は久々の写真巡り。
『2022年末に巡る荒廃と新芽の旅~横浜関内周辺編Ⅰ~』
何となく向かったのは普段あまり行かない関内周辺。これもみなとみらいでは無く、あえての関内からアプローチということで、意外に新鮮に感じるかと思いまして。
降り立ったのは2022年12月31日。
スタート時にこれまた何となくテーマは無いかなと思っていた所、相棒から良い言葉をいただきました。
自分が一枚撮った構図を見て一言「なんか年末に退廃したような写真撮るのも良いよね」。
はい、これに決定。
それにプラスして自分の中で新しい息吹みたいなものも少々入れたかったので、そんな感じで撮り始めました。
ちなみにその一枚目がこれ。
なんかこの空とのコントラストと、昭和を感じさせるサインの感じ。これがことの発端となりました。
関内から伊勢佐木町方面へととりあえず向かい、適当に撮っていたんですが、この街自体の荒廃感、年末であって年末で無いというか、でもそこにも新しい風は根付いているわけで。
とはいえ沈んだような天気も相まって、町そのものも沈んで見える。
救急車やパトカーも早々に数台横を通過し、年末だからなのか、そんな空気感すらも町と調和してしまう感じ。
中でも印象的だったのが↓のT字路での一幕。
道路のど真ん中で停車し、大型ゴミや馬鹿でかい植木何かを捨てていく人。そしてそれを拾っていく人、さらに何かを物色している人。ついでに缶を持ち去る人。
ここは青空デパートなんか、と思ってしまうほどカオスな感覚。
町が人を作るのか、人が町を作るのか。全てがそのカオスさの発端になるような。
ここから少し山手の方へ移動してみます。
映画、パラサイトの様な上界と下界の世界。この隣接した関係性も両者が引き立つ要素になっているのは間違いないなと。歩いてみてこそ思う、それくらい物理的な距離は近くて、確実に遠い存在同士。