まさにタイトル通り。幼少期に抱いていた怖さが形を変えて蘇る。
『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!シリーズ』
このシリーズも観出したんですが、これまたどれも興味深く、コワすぎる。
小学生や中学生の時に最初に興味が湧くであろうオカルトチックな現象や怪談話。そういったものをリアルな方向性で、大人でもガチで怖くなるようなテイストで、それを再現しているのが本シリーズかと。
トイレの花子さんに並んで、絶対に通るであろうモチーフ、口裂け女。
誰もが知っていて、それでいて従来の口裂け女像と若干異なる様なイメージを表現するところはさすがです。
調査していく形と言いますか、プロデューサーがいてカメラマンがいて、情報を集めてという、これまた十八番のやり方も健在。
こういった連続モノでやることによって、怖さだったり、リアリティが高まると言いますか、変な親近感も湧いてきて、どんどんのめり込んでいく気がするんですよね。
その辺込みで謎を解き明かしていく感じ、やっぱり白石監督らしくて楽しめます。
過度に怖がらせたり、煽ったりしないところも逆に怖いなと思っていて、それがあるからこそスッと物語に入っていけるし、そのまま入っていけてしまう。
それでいて、ギョッとさせられるような演出や唐突な出来事を挟むことで恐怖のボルテージをコントロールしていく。
まあ実際怖いことやそういった出来事というのは唐突なはずだし、予兆みたいなものって無いと思うんですよね。
だからこそより真実味が増すと言いますか、不気味さが際立ってくると言いますか。
まあとにかく学校の怪談大人版みたいな感じで楽しめばいいんじゃないでしょうか。
とはいえ本当に怖いのでその辺は注意が必要ですが。
では。
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