久々に激動の過密日程を乗り切れるかもしれないという希望の兆し。
俺の好きなあの男があの男らしく帰ってきました。
そう彼の名はガブリエル・マルティネッリ。
天性の嗅覚を発揮し投入直後にゴールを決めきる。これも簡単に見えてかなり難しいと思うし、あれをあの場面で決めきれるところにこの男の真骨頂を観た。
お帰り。そしてアルテタ監督使ってください。
そう願わずにいられない献身性と裏への再三の抜け出しを見せてくれたマルティネッリに期待しかありません。
今回は全体を通して終始強度高く試合を展開できていましたし、何より前回の負けを悲観しているところが無いプレーに痺れました。
前線からのプレスも最後まで続いていましたし、集中力も途切れず申し分ない。この姿勢を待っていた。
特にタヴァレスとロコンガに関しては前節のミスからベンチかとも思いましたし、出ても消極的なプレーが増えてしまうのかなと思っていたのも杞憂に終わりました。
安定どころかより良くなって新登場的な躍動感。タヴァレスのスタッツはSBのそれとは思えないですし、ぶっちぎるシーンは癖になる。
ロコンガの視野の広さも広がり、決定機を創出するようなパスもちらほら。プレミアへの耐性も付いてきたように見えるので、彼にも期待が高まります。
守備陣の中で今回非常に良く見えたのがホワイト。
冨安やガブリエルなどはもはや当然の周知になってきていましたが、ホワイトも伊達じゃない。まあ彼も以前から良かったですが、今回はガブリエル以上にチームに安定感をもたらしていたんじゃないでしょうか。
冨安との連携やガブリエルとの連携も精度を上げてきており、空中戦や対人戦も中々タフにこなしていた。
攻撃時にもプレスが来ないとみれば、ドリブルで持ち上がり、それによりマークをずらして攻撃の糸口を見出していました。同様に3-4-3でワイドな陣形を、中央へと意識を向けさせることでも機能していたように思います。
まあラムズデールも言わずもがなですが、シェルビーの三連星をブロックしたのだけは言わせてもらいたい。メチャクチャ熱くなったと。
何か起こしてくれそうな魔法を予感させてくれたサカは予想通り魔法を起こしてくれ、オーバメヤンが決め損ねてしまった分まで興奮させてもらいました。怪我が継承であることを祈るばかりです。
次節、暫定監督率いるマンチェスターU戦ですが、これも当然のように勝ち切り、ベスト4へと猛進するのみです。