最近のこのカードは相性が悪い。
久々に前節と同様のスタメンでした。
開始早々から執拗にプレスをかけ、ボールを奪ってからも的確な攻めが出来たていたと思います。
前線にいるザハやアイェウにもほとんど仕事をさせず、ポゼッションも70%近い数字をキープし、前を向く意識、トランジションの意識も高かったように思います。
ところが後半に入り、スタミナの影響も少なからずあるでしょうが、相手チームが前線から羽目に来たこともあり、ビルドアップでもたつく場面が増えてきました。
中盤底のトレイラが交代し、その辺のケアが疎かになったこともあるんでしょうが、段々と押し込まれる展開が続きます。
これが一時的かと思ったんですが、状況は徐々に悪化し、プレスが遅れたり、スライドが間に合わなかったりで、嫌な空気が漂い始めます。
そして67分、オーバメヤンが一発レッドで退場になってしまいます。
VARを観れば納得のシーンではありますが、あれに故意性があったかといえば違うと思います。まあ試合中の態度を観ていればそういう選手じゃないのでわかると思うので。とはいえこれは言っても仕方がないこと。
そこから数的不利な中健闘したんですが、中々得点できず。
やはりまだまだ、イレギュラーの事態に陥ると崩れてしまうところは抜けきれていません。その辺はある程度時間をかけて修正していく必要があるかと思っています。
選手層の薄さもあると思うので、とりあえず今季はEL出場確保と、選手の流出を防ぎ、チームの意思と形を作ることに徹してほしいと思います。
面白いサッカーがコンスタントに出来るようになるにはそれ相応の対価を払わねばいけないと思うので、とりあえず見守りたいと思います。
ただ、確実に監督がアルテタに変わり、方向性の様なものは見えだしているので、それだけでも様様です。