予想以上に予想以上。
アルテタ新監督に代わって3試合目。
ここまで見てわかる変化が早急に出てくるとは思いませんでした。
対するマンチェスターユナイテッドも最近は調子を落としてきているとはいえ、腐ってもユナイテッド。けれどもその心配も杞憂に終わり、試合結果云々以前に形が見えたことを嬉しく思います。
序盤から前節同様プレス強度が高い展開が続きました。
レーンを意識した各選手、プレスのスタート位置もハーフラインを超えたところからスイッチが入り、コースを切った寄せも出来ていました。
これらが全選手の共通認識として出来ていた点が特に素晴らしく、以前であればバラバラ。誰かが動いても連動していない為、あっさりと崩される展開が続いていたので、良い傾向じゃないでしょうか。
攻撃時もワンタッチで縦に抜けるシーンや選手間の距離が良いので斜めに抜ける展開も増えていて、そういったところにも以前の個人突破頼みなところから一変、意思を感じるプレーが増えているように思います。
まだまだ粗削りなところはあるし、後半の燃料切れもありますが、それはそれ。意識の変化がプレイスタイルに直結するところだと思うので、そこに変化が見られただけでも大きな一歩じゃないでしょうか。
それにしてもエジルが機能しなかったのは戦術的なことだったように思えるほど、躍動していますね。
前線のオバメヤン、ラカゼットの豊富な運動量と戻りプレスあってのことだとは思いますが、彼にしかできないことがあることをここ数試合で改めて痛感しています。
そしてトレイラやダビドルイス、ジャカ。
トレイラは完全にあのポジションであの使い方がフィットしているように思いますし、代表での動きに近い形で動けてきているんじゃないでしょうか。
ダビドルイスもリーダーシップを発揮する場面が見られ、集中力を切らさなければ、経験と共にチームの大きな力になる気がします。
ジャカも色々なごたごたがありましたが、今は落ち着いているようですし、トレイラとツーボランチの関係になることで、以前の様な縦パスが少しずつ増えているように思います。
得点シーンに関して。今回も一点はセットプレーからでしたが、シティ時代にもセットプレーのアイデアは豊富にあったアルテタなので、こういった得点シーンも増えてくるんじゃないでしょうか。
久々に次の試合が待ち遠しくなるアーセナルが帰ってきた気がします。
まだまだ先は長いでしょうが、楽しめなければ意味が無い。
期待して待ちましょう。