後半のような戦いがなぜ最初からできないのか。
前半はどうなることかと思いましたが、とりあえず難は逃れました。
やっぱり前回のELフランクフルト戦と同様、ビルドアップ、守備の連動性が不明確でした。
そもそも4-3-3の形が合っていないような気がするよな。ウイングが孤立する機会が多いですし、それをサポートできるようなDFの安定感も無いですし、そこにSBが上がり過ぎるとカバーが間に合わないですし、スライドも遅いので。
今回気になったのが中盤と前線との連動性。
ジャカとセバージョスの組み合わせが悪いんでしょうか。明確な攻守のスイッチも入ら無いですし、それに引きずられる形で攻撃の創造性にも欠けている気がしました。
前半終盤でナイルズが退場した時は終了のフラグが立ったように思いましたが、グエンドウジが覚醒しました。
そんな後半、一人欠けたにも関わらず何が良かったのか考えていたんですが、選手交代後から選手の距離感と攻守の切り替えが良くなったんじゃないかと思いました。
中盤にグエンドウジ、ウィロック、トレイラを置くことで攻守の切り替えが早くなり、運動量で圧倒する。ウイングが無くなったことでスペースが生まれ、そこにペペ、オバメヤンが自由にポジショニングをとる。更に中盤から飛び出し有り、SBがスペースに走り込み有り、ダビドルイスからのロングフィード有りといった波状攻撃で畳み掛ける。
迫力もあったし、バランスは良かった気がします。攻撃は最大の防御也。アーセナルの爆発時の攻撃力は本当に見ていて気持ちが良いものです。まあこのやり方は90分通して持つ戦術では無いと思うので使うタイミングが重要だとは思います。
こうなってくるとジャカに疑問符が付いてしまうわけですが、それはもう少し見てみないとわからないと思うので、注視していきたいと思います。
それにしても何も起きないより何か起きる方がサッカーは面白いなと改めて思わされた一戦になりました。