凶器の綱渡り。
「アーセナルvsバーンリー」
いつも守備は不安定ですが、今回は両者ともに冷つく展開の連続でした。
両者とも、決定機を決めればというシーンが何度あったかわからない試合展開で、さすがプレミアという攻防をラストまで楽しませてくれました。
予想通りリーグ戦ではCL出場できなかったですが、オバメヤンが圧巻のツーゴールを決め、他試合の状況からも得点王になり、喜ばしい知らせとなりました。
ゴールへの嗅覚が優れており、攻守においてのハードワーク、ラカゼットとのツートップも定着してきましたし、今のアーセナルには欠かせない人材となりました。
ウィロックと途中交代で入ったエンケティアも含め若手二人は悪くはなかったものの、逆にラカゼットとの差が際立ち、ラカゼットの貢献度の大きさを改めて感じる結果となりました。
前半こそ中盤も不安定だったものの、後半に入ってからはエルネニーとグエンドウジが良い距離感になってきていたし、縦パスも通るようになってきていたので、エルネニーに不足している試合勘なのかな、と思いつつその重要性も感じた次第です。
皮肉にも今回の試合はラストにして抜けた穴の大きさに気付かさる試合となり、ジャカがいない時のグエンドウジの役割、ラカゼットがいない時の前線の役割、コシエルニーがいない時のラインコントロール、ラムジーがいない時の飛び出し、エジルがいない時のボールの動かし方、捌き方。
夏の移籍に向けて必要な役割が認識できた良い機会だったんじゃないでしょうか。
とはいえ残るEL決勝に向けて、最善を尽くし、最高の結果を持ち帰ってほしいと思います。