次に「石山展望台」を目指します。
が、その道中でたまたま通りがかった「親水公園」に立ち寄ります。
親水という割には水がほとんどなく、古代ローマ的な建築に謎な空気感を感じました。
そして展望台へ。
石山というだけに岩切場を通り、さながらマッドマックスの世界観の中、ひたすら走ります。
正直展望台からの見晴らしよりもそこまでの道のりの方が異世界観があり、好きな感じでした。でも展望台までの道も展望台も誰も人がおらず、本当では味わえない雰囲気に圧倒されたのも事実です。
出発しようとすると、一台のジムニーとすれ違います。
そして、「大峰展望台」を目指します。
二人とも適当に感覚で向かっているので案の定道に迷い、この辺なんだけどと走っていると「新島ボルタック」という謎の建物に到着し、行き止まり。
引き返そうとすると道路際に上がっていける路肩の様なものを発見し、バイクを停め、歩いていきます。
その先に最高の光景が。
真っ白な崖と何とも言えない澄んだ色の海。二人とも絶景過ぎて、その光景をただただ見惚れます。
すると背後から人影が。
一人の男性が近寄ってきます。「よくこんなところわかったね」と第一声。話していると地元の方で、ここは島の中でも知っている人しか知らない絶景スポットとのこと。
確かに写真では伝わりませんが、下は断崖絶壁で、その絶壁も白い砂で出来ている。それが崩れれば自分たちも落下し即死亡。
偶然にもその方は元東京都民ということで意外に話も弾み、何かあれば言ってね。と新島での住んでいる場所まで教えてくれました。
そしてその男性はさっきの石山展望台ですれ違ったジムニーの方だとは。さすがの島クオリティ。
これに満足してしまったのでとりあえず適当に走ることに。
日も暮れてきたのでとりあえず宿に戻ります。
その前に行きたかったパン屋へ。
ですがパンは既に売り切れ、そこでも同じバスに同乗していた4人組に遭遇し、教えてもらいしりました。ということでパン屋は明日リベンジです。
その帰り道で島民の方に、どこ行くの?の聞かれ、パン屋だったんだけど売切れていたというと、牛乳せんべいは食べたのとのこと。食べてないというと、すぐそこだからと言われ行ってみることに。
店主は気さくで、どんどんせんべいを試食として出してくれ、手土産までもらう始末。その牛乳せんべいは水を一切使わず、牛乳のみで焼き上げているとのことでしたが、美味でした。夜食用に少し買い、富士見峠展望台で夕陽を見て来いというので行ってみることに。
旅はゆるく、気ままに目的地を決めるのが最高ですね。
ということで間に合いました。
謎の石のピラミッドもあり、最高の夕日を堪能しました。
宿に着き、その後は夕飯を食べるところを散策します。
島のものを食べたいと思っていたところに謎な看板が、焼肉屋なのにさしみ定食が置いてある。直感を信じ、その店へ。
店は賑わっており、本当にさかなが出てくるのかと思いましたが、出てきた定食は魚屋のそれ。全て美味しく頂ました。とりわけ赤イカが美味しく、是非また食べたい逸品でした。
そしてこの店でも最初のバスで同乗していた女性二人組の姿が。
続く。