キャッチコピーの「デジタル写真は写真ではない」っての良かったですね。
本展「New Old School」は、写真家・三好耕三がキュレーターとして参加・開催する写真展。本展の参加作家は日本大学芸術学部写真学科出身、それぞれ卒業後は別々の道を歩みながらも、写真を撮り、集まり、お互いの作品を論評することを続けている。
本展の展示作品は、大学卒業後にすべてアナログの手法により制作されたもの。参加作家の多くは昭和後半生まれで、写真を勉強し始めたときがアナログからデジタルへの移行期。デジタル写真が当たり前となったこの時代に、フイルムで撮影し、暗室に入って制作する意味を考え続け、いつの時代も世の中に問い続けなければいけないものがあると考えている。
「デジタル写真は写真ではない。写真に対する情熱、恨み、妬み、嫉み、そんなものはデジタル写真に表出はしない。欲望の塊。僕らの写真を見て感じて欲しい。本物への回帰。」
自分自身もデジタルとアナログの違いや写真としての本質みたいなものに興味があって、撮り比べていたこともありました。
その問いをそのまま展示にしたような感じで、原宿にも関わらず年齢層、性別、国籍問わず様々な方が来て賑わっていました。
印象としてはやっぱりフィルムは良い。
デジタルで撮れる綺麗な写真とは違う、空気感や質感を纏った写真の存在感に惹かれました。
余談ですが、個人的に浴衣や袴などをきてモノクロフィルムで写真を撮りたいなと思ったり。
機会があればまた撮り比べしてみたいところです。