この対戦は毎回波乱含みの打ち合いで、ヒリヒリします。両者ともに守備陣に不安を抱えているだけに尚更といった試合展開でした。
序盤からカウンターの鋭さが目立つリヴァプール、前線のマネ、サラー、コウチーニョには常に何かやられそうな空気が漂っていましたが、予想通り再三裏を取られたり、ちぎられたりしておりました。
前半を0-1で終えた時は嫌な予感がしておりました。
後半、リヴァプールに先制を決められた時は、正直終わったと思いましたが、ここで攻撃のギアが入りました。
ベジェリンからのクロスに合わせたサンチェス。完全にDFがノーマークでしたね。その後、強烈な無回転ミドルをジャカが決めると、間も無くラカゼット十八番の絶妙ヒールからのエジルの冷静なゴール。4分30秒ちょいで一気に逆転とは恐れ入りました。やっぱスイッチ入ったアーセナルの攻撃は面白いです。
とはいえ守備陣に不安は残るわけで、1月に補強するのかしないのか、気になるところです。
個人的にはSB起用のメイトランドナイルズが結構フィットしてるなと思っております。若干20歳にも関わらずサラーなどにも臆さない対人プレー、常に冷静に見える落ち着き、しなやかなボールコントロールなども含めて期待しかありません。
この時期はスケジュールがタイトなので怪我人だけが不安なところです。途中交代したモンレアルは大丈夫でしょうか。ともあれ最悪の事態だけは回避できたので良しとしましょう。