映画としての完成度云々より満足度の方が高い。
「スター・ウォーズ」の10年ぶりの新作として大ヒットを記録した「スター・ウォーズ フォースの覚醒」に続くシリーズ作品で、伝説のジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーを探し当てた主人公レイがたどる、新たな物語が描かれる。
前作で「スター・ウォーズ」の新たな主人公レイに大抜てきされ一躍注目を集めたデイジー・リドリーのほか、ストームトルーパーの脱走兵フィンを演じるジョン・ボヤーガ、ダースベイダーを受け継ぐカイロ・レン役のアダム・ドライバー、そしてルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミル、2016年12月に急逝したレイア・オーガナ役のキャリー・フィッシャーらおなじみのキャストが出演。
監督・脚本は「BRICK ブリック」「LOOPER ルーパー」などで頭角を現したライアン・ジョンソンが担当した。
公開日に行ってきました。とにかくお祭りですよ。
冒頭のサントラ、オープニングロール一発で「おかえり」と言いたくなる。それで十分な気すらしてしまうシリーズって早々ないかと思います。
個人的にオープニングロールのあの雑な、端折ったストーリー説明。最高に好きなオープニングです。
本編に関しては賛否両論あるみたいですが、とりあえず150分にわたる作品を飽きずに観せる作品力。毎回SWシリーズは事前情報一切入れずに行くので上映時間も全く知りませんでした。ブレードランナー2049が期待はずれだっただけにその対比的に観てしまいました。こちらも160分近い長編だったので。
冒頭の宇宙空間でのサイズ感を対比させる戦艦登場シーンからソリッドで緩急のある撮り方をするなぁといった印象。
ライアンジョンソン作品は一本も観たことが無かったのである意味新鮮に観れました。やっぱり事前情報入れないことも重要ですね。
とはいえ、展開が二転三転したり、このミッションいらないでしょ的なシーンには疑問も残り、雑さも目につきましたが、全体を通して観ると楽しませてもらえました。
強いて言うならレイアの宇宙空間でのあるシーン、これはちょっと違うでしょ、とも思いましたが、まぁ追悼を思えば許せる範囲内です。
アダムドライバー演じるカイロレンは本作の方が断然良かったですし、デイジーリドリー演じるレイも然り。特にルークなどはジェダイマスターとしての威厳すら漂っていた気がします。あくまでもビジュアルにであって、内面は・・・。
他のキャラに関してもそうですが、前作に比べて演技面、演出面において各役者のキャラ立ちが目立っていたように思います。
バトルシーンの見せ方、新しい発想、世界観の表現、かなり難しい次元で求められていたにしては上出来じゃないかと思います。
とにかく人の感想を聞く前に、自分の目で確かめてみることが重要かなと思います。
最後に作品内でのヨーダの印象的な言葉で締めくくりましょう。
「失敗は最高の師である」
本作も作ったからこそ批判や称賛されるわけで、何もせずに何かを作ることはできないわけで。
自分自身ももう一度劇場で再確認する必要があるなと感じております。
とりあえず前作までを再復習してから行こうかな。
では。