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『アーセナルvsチェルシー』デュエルとモメンタムの応酬、これは“削り合い”ではない

『アーセナルvsチェルシー』

Arsenal FC - Transfer news, results, fixtures, video & audio

6エゼもらった段階で見えてたな
7インカピエ、ナイスな戻り
14ギョケこういうフリックもええな
19サカとティンバーのコンビネーション合ってる
27体の入れ方完璧やなサリバ
43インカピエつえぇな

49サカも体の入れ方、傾斜のさせ方が上手いのよ
79この崩しメッチャええやん

ノーロンの次はビッグロンドン。ダービー続きのわけですが、このダービーもアツかった。

まずはスタメンから。

特段の驚きは無し。

ノーロンを鑑みるとどうしてもエゼとギョケに期待がかかる試合でしたが、個人的なMOMはビッグガブ。

まあそれは追って語るとして、とにかく序盤から熱の冷めない試合展開。

モメンタムも浮き沈み激しく強度さもまちまち。だが本当に目まぐるしく攻守の入れ替わる激烈な試合でした。

基本的に変わらずのハイプレスなアーセナルに対し、引いてロングカウンターメインのチェルシー。

試合展開によって色々とありましたが大枠はそんな感じ。

アーセナルは中盤でボールを持つ時間が長く、チェルシーは後方での保持が多かったですね。

やはりこういう大舞台で活躍できるというのはビッグな選手の特徴として必須かとは思うのですが、どの選手も相当に気合入ってましたね。

特にサカはデュエル数、ファイナルサードでのパスはトップ。キーパスも5本と、ゴール以外はかなり前線で脅威になっていたかと。

その陰なる立役者としてギョケの献身性によるところも大きかった。

ポジションを落とし受けた際のポストプレー完遂度が高い。

質の高さとフィジカルがあるからこそのやつで、ハヴァーツとは異なりますが、攻撃時のロングカウンターで起点となり、前線で押し込める。

パワーがあるから相手DFとしても脅威だったと思うんですよね。一対一でも。

サーモンもサカの位置に突如出没したり、スビもボックス内に表れ、ライスも駆け上がるという。

ポジションの流動性がいつも以上に高かったのも印象的でした。

インカピエも良く効いてました。

失点では惜しくもですが、あれはリースジェイムスのキックが良過ぎたから仕方が無い。

何度かコーナーを蹴っている時点で良質過ぎて何か起きそうだとは思っていた最中の出来事でしたから。

でも、守備に攻撃に躍動し、タフで運動量の有るSBとして対峙するネトも苦しんでいた気がします。

結果的にネトはマルティネッリによりレッドで退場という局面に至りましたし。

とはいえこの試合はCBが良く守りましたよ。特にマガリャン。

守備アクションがアーセナルにおいて断トツ。

タックル数も4とお見事。

攻撃時にもセットプレーでの脅威を存分に見せつけ、とにかく強い。起点となるプレーも多く、攻守に目立っておりました。

守備時の対応にしてもリースジェイムスやネトを相手にボックス内でもかなりタフに対応し、いつも以上に集中力が高かった気がします。

そしてラヤ神。

素晴らしいセーブとそこからの攻撃への切り替え。

終始抜群でしたね。全身で止める気迫と、反応の良さがキレキレで。相手GKのミスお構いなしの堂々たる佇まいというのも大したものですが、今は良いチームに必ずヤバい守護神が揃っており、マジで群雄割拠。

結果としてCKからの2得点でしたが、この試合はそれ以外にも見どころしかない試合で、チェルシーの勢いというのも相当に感じさせる展開となりました。

チェルシーもエンソ、カイセドは相変わらずの働きで、リースジェイムスのキック精度に驚かされ、とにかく苦しく厳しい、だが楽しい試合でした。

では。

 

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』映像革命──水中と戦場のリアル

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』

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「機動戦士ガンダム」の富野由悠季監督が1989~90年に発表した全3巻の小説「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」をアニメーション映画化する3部作の第2部。「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」から12年後を舞台に、腐敗した地球連邦政府に反旗を翻す青年ハサウェイ・ノアの戦いを描く。

「シャアの反乱」と呼ばれた第2次ネオ・ジオン抗争から12年後の宇宙世紀105年(U.C.0105)。圧政を強いる地球連邦政府に対し、政府高官の暗殺という方法で抵抗を開始した反地球連邦組織「マフティー」。そのリーダー、マフティー・ナビーユ・エリンの正体は、一年戦争をアムロ・レイとともに戦ったブライト・ノアの息子、ハサウェイ・ノアだった。不思議な力を示す少女ギギ・アンダルシアの言葉に翻弄されながらも、マフティーとしての目的遂行のため歩みを進めるハサウェイ。一方、マフティーを追う連邦軍大佐ケネス・スレッグは、刑事警察機構のハンドリー・ヨクサンから密約を持ちかけられる。ハサウェイとケネスがそれぞれの目的のために動くなか、ギギもまた自分の役割のため、ホンコンへと旅立つ。

ハサウェイ役の小野賢章、ギギ役の上田麗奈、ケネス役の諏訪部順一らメインキャストが前作に続いて出演。監督の村瀬修功、脚本のむとうやすゆき、音楽の澤野弘之らメインスタッフも続投した。

人気な理由がわかる映像へのこだわりと丁寧な仕事。

まず驚くのが映像的ルックの良さ。

3DCGが抜群に綺麗で、それなのにロケハンをしたのではと思われるような構図や描写のこだわりも存分に感じさせる画作り。

立体造形の描写とリアリティバランスが見事で、随所に惚れ惚れするような画が点在している。

ギャルセゾンの飛行シーンも見たことのない描写でしたし、臨場感とスリリングなアニメーションが目を引く。

映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』今冬公開決定!特報映像もお披露目|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS

特に水中でのシーンやコックピットでのそれというのは群を抜いた表現力が詰まっており、何とも言えぬ幸福感に満たされる。

水中の映像はアニメーションでもトップクラスに気持ち良く感じましたね。実写とは異なるがゲームなどとも違う絶妙な塩梅。どことなく現実味を帯びたようで確実にアニメーションであるという色彩感覚や表現の奥行きが美しい。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女 : フォトギャラリー 画像 - 映画.com

タイトルクレジットの出方というのも秀逸で、美しい映像からの水墨画のように現れる流麗さ。

しなやかに美しく、水流を表現したかのようなフォントが目に焼き付く。

そこで流れるSZAの楽曲ですよ。

海が印象的に映るジャケットと楽曲の瑞々しさ。

意味深に映る歌詞の内容もギギからのメッセージにも見えるところがあり、今後を思うとそれがどう映画として帰結するのかを想像してしまう。

小説とどう差異を付けるのかということも含めて考えてしまいましたね。

open.spotify.com

コックピットの描き方や戦闘シーンというのも妙にリアルで、前作に感じた以上に生々しく、再現力が恐ろしいほど。

計器類は勿論のことですが、戦闘時の上下左右を認識する立体感、レーザーやミサイルという臨場感の演出もお見事。

当然ながら戦場のリアルというのは体験したことがないわけですが、MSを使用した戦場のリアルというものがよく描かれている気がする。

冒頭からしてそうですよね。

煙に包まれた中、どこがどこかわからない。そこに四方八方から銃弾が飛び交い、ビームが照射される。

そこに巨大なMSがおもむろに表れ全てが混沌とした世界が広がる。

これこそがMSを使用した戦場のリアルなんだよなという至極当たり前の戦場を目の当たりにする。

今までの作品でもそうしたリアルはありましたが、ここまでMSと人が混在する戦場をリアルに描いたのは初だったのではないでしょうか。それくらいリアルな戦闘描写と臨場感を纏っていたのが印象深い。

MS同士の戦闘も、ここまでの迫力とFPSを想起させるような生々しさはたいしたもので、怖いと感じると同時に、面白そうと思ってしまうのは、アトラクション的な体験を組み込んだ、映像とのマリアージュがそう思わせるのではと。

それほどにリアルで面白い映像に満ちている。

正直物語としての進展は殆ど無いものの、それぞれの心理描写や映像としてのエンタメ性、ディテールへのこだわりなどから観ていて飽きない。むしろもっと観ていたいとさえ思わされる作り込み。

ガンダム映画史上でも見易さ、仕上がりは頭一つ出ているのではないでしょうか。

ただ、解釈の余地はあるかと思うのですが、個人的に2度ほど挿入されるモンタージュが少々無理やり感を抱いてしまいました。

日本語楽曲との交わり、唐突過ぎる映像のテンポ感に、意図した理由の理解が難しい。

ケリアとの出会いの方はまだ納得がいくものの、ギギの方に関しては強引な印象が否めず。

ただ、タイトルとED楽曲が良過ぎただけに、モンタージュでの日本語曲に対し、無理やり感を感じたのが引っかかっただけなのかもしれませんが。

この流れで言うと、EDのガンズの楽曲は良かったですね。

久々に聴きましたがこれはこれでハサウェイからのアンサーソングのような趣があり、SZAの楽曲への朧げな回答と考えることも出来る。

そして結果どこへ向かうのか。

open.spotify.com

前作の画面暗過ぎ問題もあり、今作も暗いシーンはあったのですが、個人的に今作の方が暗さは気にならず。

観る劇場によってもその差はあるんでしょうね。

映像の暗さ、混沌さ、この認識がしにくいという状況すらもMS戦争におけるそれらのリアリティとして捉えるとそれはそれで理解も出来るし、これが真理なんだよなと思えるところもあり、前作でその耐性が付いたというのもあるのかもしれません。

いずれにせよ映像体験としての、ガンダム世界を堪能できる秀逸さにおいて、ハサウェイシリーズは良き功績を重ねているのではないでしょうか。

余談ですが、2週目特典としての冊子はキャラデザインやコンテの細やかな表現が見れ、非常に満足度の高い一品でした。

では。

前作も再度チェックだな。

『アーセナルvsトッテナム』理屈を超えた90分——北ロンドンに灯った“覚醒”

『アーセナルvsトッテナム』Tottenham 1 Arsenal 4 – Gyokeres and Eze spare Rice's blushes to get title  charge back on track - The Athletic

6これギョケ得意なやつやん
18ラヤ好判断
31サカマジで体感強い
41サーモンプレスバック早し

59エゼの見たいやつきた
75こういうところライスだわ

劇的な勝利、そしてエゼ、ギョケ開眼。そしてノースロンドンダービー5連勝。

まずはスタメンから。

エゼがFAカップ、ウィガン戦で調子が良かったこともあってかスタメンで登場。

序盤からトッテナムの入りが良く、前半のゴール後も即返されての打ち合いを予想想起させたまま後半へ。

まさか後半にここまでのドラマが待っていようとは。

そんな立役者一人目がエゼ。

1点目も良かったのですが、3点目も共に難しいシュートを良くもまあ決めてくれた。

それにしてもトッテナム戦での彼は勝負強過ぎませんか。

しかもゴール以外でもエゼらしいプレーが多く見られ、やはりオープンな状況やスペースが生まれてのワンタッチは抜群に素晴らしい。

これが常時機能すればスタメンも固いと思うんですけどね。

今回のヒートが赤い箇所で受けれる回数が増え、ワンタッチで繋げられると格段にチャンスメイクは増えるわけで。その才能とスキルは持ってますからね。

2得点ともメチャクチャ嬉しそうなのが印象的で、観ているこちらもハッピーになるような満面の笑み。

楽しんでなんぼ、結局努力やハードワークの先にあるのは小難しいことではなく、好きだから、嬉しいからやっているというのが伝わってくるような笑顔。

この調子でガンガンギアを上げてくれ。

ということでエゼのプレーを堪能ください。

この試合、システム上のところもありますけど、中盤でのトッテナムWBがどう立ち回るかでこちらのWG、SBでどう対処するかが気になっていたんですよね。

前半はタイトに付かれ、スペンスとグレイをサカとサーモンで対峙することが多く、守備ブロックが固い固い。

中央も閉められていたこともあり、進入が激ムズ。

なので前半は中々に苦労し、ティンバーからの素晴らしいフィードからエゼの技ありというような針の穴を通すようなプレーが要求され・・・。

それを見事に突破したのがギョケ。

後半早々に完璧なシュート。

受けた瞬間「キタっ」と思い、打った瞬間「決まった」と思ったほど完璧な崩しと弾道。

4点目の2発目も完璧なゴール。

ギョケらしい強さを見せつつ、豪快に蹴り込む。ウーデのパスも良かったな。

これは数試合前から見えつつありましたが、完全覚醒と言っても良いのでは。

プレーを見ていても自信を付けたようで、自ら突破し、得点するというこの2ゴールのインパクトは半端じゃないはず。

これにてプレミア得点二桁大台に。

こう見るとハーランド化け物だよなと思わされるところですが、目指せギョケ。

とにかくこの二人の覚醒だけでも見応えは十分。

何よりも押されても引かず、堂々と突き進んだ姿勢と熱意に燃えた。

ラヤのセーブもそう。

あの掻き出したギリギリの攻防は絶対入ったと思いましたし。

動きのキレと対応の早さ、好判断が多かったのも印象的で終わってみれば大活躍だったのは見るよりも明らか。

見るとこれだけ押していたのかと思いますし、ポゼッションも60%あったとは思えないほどヒリついたのは事実。

これでこそダービー、これでこそアーセナル。

理屈より観て熱くなってほしい。

そんな一戦をハイライトからでも。

では。

『アーセナルvsウルブス』サカは輝いた、だが足りなかったもの

『アーセナルvsウルブス』Arsenal News, Transfers, Opinion & Club Updates | Arsenal Insider

9マドゥ判断がオモロい
23ティンバー良いとこ出すな
29サカボールの持ち方が上手いんだよな
36さすがサリバ

61このかわし方がライスなんだよな
66エゼの良きタメ
70スビの上手タッチ

ここ数試合、下手したら今シーズンショック度で言うと最も凹んだ試合かもしれない。

ということで書くか悩んだ末に、記録として。

スタメンから。

楽しみとしてはサカのトップ下起用。

そこは良いでしょう。特段問題もなく、早々に1点を決めたのはライスの完璧なクロスと冷静にヘディングで合わせたサカの技術。またを狙ってのそれはさすがでしたよ。

右寄りで作るのは想定内でしたが、予想以上に左にも顔を出し、引き出しと仕掛けの選択がサカらしい。

持ちすぎず、チャレンジし過ぎない姿勢が好印象でしたね。

何よりオンザボールでのボールの起きどころが抜群で、だからこそ取られず、出す際の手際も良い。

インカピエも初ゴールおめでとうと思いつつ、守備時のアクションもサカに次ぐチーム2番手。

そう考えるとサカは攻守にわたり流石ですよ。インターセプトも共に3ですし、タックスルはサカ4。

ですが、インカピエも攻撃時にキーパス3本とチームトップなわけで、右で作っていたものの、マルティネッリとインカピエを中心に左でせき止めるスタイル。

それにライスとスビが縦横無尽にサポートしてましたしね。

ですが敗北に等しいドローゲーム。

ゴール期待値からして、2-0で勝利していてもおかしくなかったんですけどね。

とはいえサリバ、マガリャンも決定的に悪かったわけでは無く、途中交代で入ったジェズス、エゼも悪くなかった。

マドゥエケなどはむしろ良かったくらいで、終盤の失速はマルティネッリ同様疲れによる消耗が原因なのではないかと。

とするとまたしても決めきる時に決めれていない問題と圧倒的なストライカーが不在であるという点を嘆きたくもなる。

いずれにせよウルブスが折れずに挑み続けた末のこの結果と考えると、ここで勝ちきれないようでは今後は一層厳しい戦いなのでタイトルがどうこうと言っていられない。

そしてこのタイミングで迎えるのは新生トッテナム。

このダービーがある意味での今後を占う試金石となるわけで、人選含め非常に楽しみな一戦が控えることになることでしょう。

では。

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』思想を読む|アムロとシャア、理想の終焉

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』

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ガンダムシリーズ初の完全オリジナル劇場版。シリーズ1作目「機動戦士ガンダム」から続くアムロ・レイと宿敵シャア・アズナブルの最後の戦いを描く。

宇宙世紀0093年、ネオ・ジオン軍の総帥として歴史の表舞台に返り咲いたシャアは、地球環境を汚染し続ける人類を粛正するため、小惑星アクシズを地球に落下させようする。

アムロは自ら設計した新型モビルスーツ、ν(ニュー)ガンダムに乗り、シャアの企みを阻止するため戦う。

ハサウェイ前に復習を兼ねて。

やはり正史の物語は残っていますね。頭の中に。

とはいえ、ガンダムシリーズを知らない人からするとこの作品は確実にハードルが高いことでしょう。

それもそのはずで、富野氏いわく

「もう宇宙世紀を知ってる観客向けの映画」として作った。

と述べられており、その通り、用語や場所、MSなどに関しての説明がほぼほぼ皆無で進行する。

ざっくり知っておくと良さげなワードを。

◆勢力・組織
・ 地球連邦政府

宇宙世紀の地球側の中央政府。腐敗と無能が進んでおり、物語では防衛が後手に回る。

・ ロンド・ベル隊

アムロが所属する独立部隊。
対ネオ・ジオン専門の即応部隊で、事実上の主人公側組織。

・ ネオ・ジオン(シャアの軍)

シャアが総帥となって率いる反地球連邦勢力。
「人類を宇宙に押し出す」思想のもと、地球寒冷化作戦を実行。

◆主要人物(最低限)
・ アムロ・レイ

連邦側エースパイロット。ロンド・ベル所属。
シャアの計画を止めようとする。

・ シャア・アズナブル

ネオ・ジオン総帥。アクシズ落としを企てる。

・ ブライト・ノア

ロンド・ベル艦隊司令。アムロの上官。

・ クェス・パラヤ

連邦高官の娘 → シャア側に寝返るニュータイプ少女。

・ チェーン・アギ

アムロの恋人であり、ロンド・ベルの技術士官。

◆艦隊・艦船
・ ラー・カイラム

ロンド・ベルの旗艦。ブライトが指揮。

・ レウルーラ

シャアの旗艦。ネオ・ジオン側の中枢艦。

◆場所・天体
・ 地球

人類の母星だが、特権階級だけが住み続けている状態。

・ スウィートウォーター

シャアのネオ・ジオン本拠地となるスペースコロニー。

・ アクシズ

元々は小惑星基地だった巨大岩塊。
シャアはこれを地球に落として寒冷化させようとする。

・ ルナツー

地球連邦の宇宙要塞。戦略拠点。

◆モビルスーツ(最低限)
・ ν(ニュー)ガンダム

アムロ専用機。サイコフレーム搭載。

・ サザビー

シャア専用機。νガンダムのライバル機。

・ ギラ・ドーガ

ネオ・ジオンの量産主力MS。

・ ジェガン

ロンド・ベルの主力量産MS。

◆作戦・重要イベント
・ アクシズ落とし

シャアの最終作戦。
巨大隕石アクシズを地球に衝突させ、環境破壊で人類を宇宙へ追い出す計画。

・ サイコフレーム現象

終盤で起きる謎の共鳴現象。
人の意志が機械に影響し、アクシズを押し返す奇跡が起こる。

映像的には当然、1988年公開ということもあって、古臭く感じるところは当然存在する。

それでも、ノスタルジー半分、今観ても細かなディテールなどは驚かされるし、富野監督のこだわりの深さを思い知らされる。

戦争というものを素地に、アムロとシャアの関係性が描かれ、そこに様々なバックボーンを孕んだ、登場人物たちのやり取りがミニマルに展開される。

このミニマルさが魅力で、構図としては分かり易いんですよね。それなのに深いというか、各々の背景にある深みを知るほど沁みてくるというか。

あと単純にνガンダムがカッコイイですよね。

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白をベースにシールドのデザイン性が目を引く。

ただ、個人的な推しはホビーハイザック。民間用に払い下げられたザクだけにカラフルな色味の仕様。

このアンバランスさと絶妙な配色がなんだかカッコ良く見えてくる。

ホビー・ハイザック(Ver.逆襲のシャア)|とあるさんのガンプラ作品|GUNSTA(ガンスタ)

科学的な考証もこだわりとして多く、唯一気になるのはアクシズ落下阻止の際の止め方でしょうか。

落下するものを反対から押し返すのでなく、逆に加速させコースを逸らすようにしなかったのは何かしらの意図があってのことなのか。

これが今回も思う所ではありましたが、それ以外のこだわりにおいてはさすがの一言。

そこからハサウェイの物語へとつながるわけですが、『逆襲のシャア』は理想と英雄時代の終焉、『閃光のハサウェイ』はその残骸を背負った若者の物語。そして、チェーンを殺してしまい、クェスを死なせてしまったという負い目が絡み合ったことからのハサウェイの心境の変化からマフティへと繋がり・・・。

アムロとシャアの思想の変化もそうですが、人はなぜ争いを避けられないのかということを改めて思うんですよね、ガンダム作品を観ると。

それぞれが言うような人間への希望と絶望の意味を噛み締めてなお、どちらかに傾斜しなければならないとしたらどちらを選ぶのかという。

永遠のテーマであり、考える視点を与えてくれるというのも本作の魅力であり、富野さん自身も作品を観て”何かを感じてくれる”ことこそが重要だというのもまた深いところであって。だからこそ時を越えてファンが観返す作品なのだと改めて思わされるところではありました。

そして準備整いいざハサウェイ続編へ。

では。

『アーセナルvsウィガン〜FAカップ4回戦〜』エゼ低位置起用は革命か、それとも禁じ手か

『アーセナルvsウィガン〜FAカップ4回戦〜』

Arsenal stroll to Wigan win in FA Cup

10エゼこれなんよ、欲しいの
15サリバの強さ
19背後狙うパスの精度はやはり高いな
24ノアゴーのロングフィード
40サリバこういうサイドチェンジも丁寧なんよね

80モスケラ身体の入れ方上手いな
84目の付け所と技術が遁甲トロサー

ウィガンが所属するのは3部ということで結果だけ見れば圧勝ですが、後半はわりと粘りも見せ、得点には繋がらず。

まずはスタメンから。

試合前練習でカラフィオーリが負傷したらしく、急遽サカの先発。そしてエゼが普段より一列低い位置での参戦ということに。

まず、エゼのこの位置での起用ってわりと良くなかったですか?

正直この位置で使われない理由、守備時の甘さであったり、トランジションの瞬発力、ボール保持の精度、奪われると一転してピンチに変わるという弊害はあるわけで、この試合でもその局面が何度か見られたのも顕著でしたし、それが起用されない理由なのかもしれませんが、それでも攻撃時の参加位置としては抜群に効いていた印象が。

中央やや左前方を主戦場にというのは変わらずのパスゾーンですが、いつもよりは気持ち後ろ目。

そこからの抜群のフィードが何度もウィガンの守備ブロック裏を強襲するという構図が気持ち良いのなんのって。

アシスト2本は中央から入ってましたね。これが実に創造性に富んでいた。

サイドから仕掛けるというよりも中央を崩す方がアーセナルでの役割としては期待が持てる気がしてしまう。

ギョケやジェズスといったボックス内でワンタッチで決めれる選手もいますし、WG2枚やライスやスビといったボックスtoボックスの選手も増えましたし。

なので守備強度を少々落としてもという時のオプションからでも、まずはチームをブーストさせるのもアリではないかと。

とはいえ守備でもデュエル数はチームトップですし、勝率も悪いわけでは無い。

この試合ではシュートも果敢に狙いに行ってましたしね。

3本ブロックされてましたが、これは完全に相手GKの気合。1本くらい入っても良かったんですけどね。

悪くないガッツと心意気でした。

ノアゴーも効いてましたね。

アンカー気味の立ち位置、そこからのフィードが申し分ない精度とタイミングで出るわ出るわ。

サーモンのカバーとしてスライディングを見せるシーンもありましたが、基本は冷静沈着で落ち着いている彼の存在感も捨てたものじゃない。

スビの代わりも効くと思うんですけどね。

モスケラ、サリバのCB陣も相当タフにやりあってましたし、ジェズスも切れを維持したまま。マドゥエケはサカ負傷時から何なら調子を上げている気すら。

全てが残っており(FA、カラバオ、リーグ、CL)、各々も悪くない。あとはターンオーバーと現有戦力の運用がきちんとハマればあるぞ。

今週は第31節の前倒しにより、急遽のウルブズ戦も控えている。相変わらずタフな日程が続きそうだ。

では。

『シンドラーのリスト』──モノクロが暴く人間の深淵と救済

『シンドラーのリスト』

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スティーブン・スピルバーグ監督が、ナチスによるユダヤ人大虐殺から多くの命を救った実在のドイツ人実業家オスカー・シンドラーを描いた名作。

1939年、ナチスドイツ占領下のポーランド。戦争を利用して一儲けしようと狙うドイツ人実業家シンドラーは、軍の幹部に取り入り、ユダヤ人の所有していた工場を払い下げてもらう。

軍用ホーロー容器工場を立ち上げた彼は、安価な労働力としてユダヤ人たちを雇い入れ、事業を軌道に乗せていく。しかしナチスによるユダヤ人の迫害は日ごとにエスカレートし、ついに虐殺が始まる。凄惨な光景を目の当たりにしたシンドラーは、私財を投じて彼らの命を救うことを決意する。

リーアム・ニーソンが主演を務め、レイフ・ファインズ、ベン・キングズレーが共演。第66回アカデミー賞で作品賞など7部門を受賞し、スピルバーグは初の監督賞を獲得した。

スピルバーグ作品の分岐点でもあり、非常に興味深い作品。

重いテーマながら自分がやらねばというある種使命感にも似た何かを感じていたのでしょう。

そんなホロコーストを舞台にした史実ベースのお話。

公開当初は賛否両論あったようですし、鑑賞後事実を調べると、なるほど、というところもあったりする作品ではあるものの、映画というのはそれぞれの監督、作者の意図が込められるのも当然あるべきで、事実を忠実に語ることだけが映画では無いというのが個人的な映画に対するスタンスとしてある。

事実としてどうあるか、それはもちろん曲解して理解するのは危険ですし、そこにフォーカスするのもどうかと思う。

結局個人の主観での判断も相まってのわけで、その意味で本作の重厚感、深みというのは恐れいる。

物語の始まりは童話を思わせる蠟燭の灯に始まり、モノクロの諧調豊かな世界が広がる。

なぜモノクロにしたのか、まずあの映像をカラーで表現するにはあまりに過激すぎるということもあるでしょう。そしてモノクロゆえの視点の揺れの少なさ、没入という一点において役者の表情や光景、そうした画に集中できるということもあったのでしょう。

監督本人は

「歴史の記録」「証言」に近づけたかったため、ニュース映像や当時の写真に近い質感を出す目的でモノクロを選択。カラーが入るのはごくわずかで、それ自体が意味を持つ演出になっている。

といったことを述べており、カラーのスポット的な使い方が逆に印象深く、最初に浮かぶのは赤い女の子が民衆の中をさまようシーンでしょうか。

実際にあの赤い洋服の女の子というのはその場にいたという説もあり、あの子だけをカラーにするという印象付け、多数の中で一人というのを意識させるということ。

これがラストのユダヤの教えにも通じるところでもあり、「一人の命を救う者は、世界全体を救ったのと同じである」というミシュナー(タルムード)由来の教えともリンクして浮かび上がる。

あとエンディングのカラーですよね。

これの開けた空間と色のある世界。

過去から現在へと繋がる実感を画的に広がらせ余韻として残す。

スピルバーグ作品における、映画としての緩急の付け方は抜かり無く、アーモンの所作の切り取りにせよ、コミカルな展開を挟む手腕にせよ。

随所にさりげなく散りばめられた映画然とした出で立ちに驚かされる。

映像的な変化もそうで、本作からヤヌス・カミンスキーが撮影に加わっており、それによる効果、硬質なモノクロ、強い逆光、ハイコントラストな人物造形というのは映像のエッジの立ち方として豊かで繊細に映る。

特に表情のアップにおける虹彩の表現が秀逸で、目力を伴い、迫力を持って語りかけてくる。

モノクロだと濃淡の印影が顕著に出るところで、その表現が映像を決めてしまうというのも奥深いところであり、奥行き、広がり、グラデーション、そうした立体の方向性を彩度無しに、明度やコントラストで魅せる匠の技。

美しくも痛々しく映る。

役者陣も迫真の演技で、アーモン・ゲート役のレイフ・ファインズなどは役に入り込みすぎて、私生活でも冷酷さが抜けず、共演者が距離を取るほどだったという逸話もあるらしい。

主演のシンドラー役、リーアム・ニーソンなどは今のムキムキな面影など無く、端正な顔立ちと堂々たる振る舞い。

最初リーアム・ニーソンだと思わなかったですが、真に映える役柄であり、単なる英雄譚になってしまうところ、上手くバランスを取った善人ともそうでない人物とも取れるような絶妙な役柄を演じている。

彼ら二人が対照的に描かれ、子供と大人、画的な見せ方も含め、とにかく当時の愚行というのが何故起き、その時にどういう佇まいで彼らが存在していたのか。

人が人を裁くということ、管理することは本来あり得ないようなことであって、それがあそこまで私事によって行われていたように見えてしまう行いは現在も学ぶべきところがある気がする。

映像的な外連味をグッと抑え、それでもスピルバーグらしい味付け、カミンスキーによる表現のグラデーションや役者による表現の加筆。

何度も観返したくなる作品では無いものの、細やかな美しさ、構図、色味、その下敷きにある史実と事実という部分からは目を背けるべきではないのかもしれないと思わせてくれる名作なのは間違いないでしょう。

では。